過去ログ - にこ「ニコは百日紅ニコ!」真姫「にこちゃんはローズマリーね」【ラブライブ!】
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11: ◆90wX8LPeMY[saga]
2014/06/05(木) 00:22:51.01 ID:m9ewdUKp0
帰宅して、ご飯を作ってこころとここあに食べさせて、こころとここあを寝かしつけて食器を片づけていると、玄関が騒がしくなった。

さてさて、お母さんが帰ってきたな? 私は急いで手の泡を水で流すと、エプロンで手を拭いながら玄関に急ぐ。

「ああ、ニコちゃんーーーー!」

ドアが開いて、こころとここあのママで、私のお母さんが帰ってきた!

「お母さん、お帰りなさい! ご飯? お風呂?」

「ニコちゃんが良いーーーーー!」

「もー、ニコは皆のものニコ! カバン貸して、持って行くよ」

お母さんはパパの再婚相手。優しくて美人で、真面目だけどユーモアあふれる素敵な人。穂乃果ちゃんと海未ちゃんとことりちゃんを足して三で割って良い所を掬い上げた感じの人。

ふらふらと居間へと向かっていくお母さんを見つめながら、私も後をついていく。

さっきも言ったけど、ニコのパパはもうこの世に居ないし、ママはパパより先に死んじゃってるニコ。今のお母さんは、パパの再婚相手。ニコが十二歳の時にこころとここあを産んで、パパはニコが十四歳の時に亡くなったニコ。

パパを最後に、ニコと血が繋がってる人はもうこの地球上に一人も存在しないと言う、超悲劇のヒロインアイドル路線をも貫けるようになったニコ!

寂しくないと言えば嘘になるけど、こころとここあと、お母さんと、希や絵里が居たから、辛くはなかった。

だからこそ、パパもママもいて真姫を応援してくれる仲間もいるのに、どうして彼女はあんなにも「辛そう」なのか――ニコはこれっぽっちも解らなくて、気にしているのかもしれない。

「……よし」

「んん? どうしたのニコちゃん?」

お母さんが眠たげな顔をこっちに向けたから、ニコはとびっきりの笑顔でこう言った。

「にっこにっこにー!」


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