過去ログ - にこ「ニコは百日紅ニコ!」真姫「にこちゃんはローズマリーね」【ラブライブ!】
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28: ◆90wX8LPeMY[saga]
2014/06/06(金) 23:08:40.50 ID:UdoFYojA0
次の日も良く晴れていた。

「これにてPV―――完成!!!」

穂乃果の満面の笑顔でことりや花陽、凛がワッ! と完成を挙げる。
無論私もニヤニヤが止まらない。廃校阻止、という穂乃果の熱い思いとは違うけど、私だってアイドル活動の中でこのPVを見てくれた人が笑顔になってくれればどれほど嬉しいか。

確実に、私は私の夢を叶える為にその一歩を踏み出してる。

「ふふ、にこ先輩も嬉しそうですね」

穏やかな微笑みを浮かべながら、海未がこちらにやってくる。だから私も完璧な笑顔で応えた。

「素敵な笑顔です、にこ先輩」

「ありがとー! ……でも、海末っちは楽しくなさそう?」

海未は少し驚いたような表情を見せる。ふふん、このニコ様の洞察力を舐めてはいけないぞ、園田クン。

「……真姫の事です」

ほう。流石海末ちゃん、弓道部で後輩を持ってるだけじゃなく、慕われたり告白されてるだけはある。
穂乃果っちやことりっちも十二分にいい先輩だけど、海未ちゃんは真姫へ一歩深いところまで突っ込もうとしているのが伝わってくる。

「……真姫のことに関しては、にこ先輩が一番詳しい気がするのです」

「花陽ちゃんや凛ちゃんもいるニコ?」

「ええ、花陽も凛も真姫の良い友達です。でも、真姫自身が、やはり――にこ先輩を」

「――私に任せて」

私はあまり仲間を失いたくはない。昔一度やらかしてるから。
ましてや可愛い可愛い後輩の穂乃果ちゃんがスカウトした、大切な仲間なのだ。三年である私がやらなくてどうする。

「にこ先輩?」

「海未、真姫は絶対に何かあるの。誰にも言えない、言ってない、深い悩みがあるはずなの」

孤独に慣れ、独りだった希を引っ張り上げたのは、私ひとりじゃない。絵里と一緒に引っ張り上げた。

それをもう一度、成し遂げるだけだ。やれるはず。


「海未、アンタと私、二人掛かりで真姫の悩みを少しでも和らげてあげられるよう、努力するわよ」

「にこ先輩……」

「お節介かも知れないけどね」

私は海未にサムズアップ。
すると海未っちは口を開いた。


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