過去ログ - にこ「ニコは百日紅ニコ!」真姫「にこちゃんはローズマリーね」【ラブライブ!】
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40: ◆90wX8LPeMY[saga]
2014/06/08(日) 21:29:47.66 ID:Ln65t4PM0
「PV完成おめでとう! 私達も昨日知ったわ」
「いやぁ、皆かわえかったで〜!」

希と絵里の言葉に、μ'sの六人は花が咲いたように満面の笑顔を咲かせた。まあニコが一番きれいなんだけどね! ね!

ワイワイ騒ぐ六人だったが、ふと穂乃果が絵里の方を振り向く。

「絵里ちゃん! これを気にμ'sに入ってくれるんだよね? 希先輩と一緒に!」

「はい?」

穂乃果の突き抜けるような笑顔に、絵里の表情が凍りつく。そして凍りついたまま、私の方を見る。こいつ、私が原因を作ったと思ってるな。

そう思って私は希を睨む。するとさらに突き抜けるような笑顔がもう一人。

「だって希ちゃんが、イヤよイヤよも好きの内、その内絶対共感して折れるんよ〜、って言ってたにゃ!」

絵里が私から希に視線を向ける。
私はニヤニヤしながら希を見た。

「の、ぞ、みぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」

「あはははははははは! だってエリちホントのことやんな?」
「ひっ、ひひひひははははははは! あ〜可笑しい! でも、ふふっ、絵里、もう折れた方が良いニコ? ぶっふふふふ!!」

「! 絵里ちゃんと希先輩、遂にμ'sに!?」

ことりがキラキラと目を輝かせる。ここで食いつくのがことりだったので、少し驚いた。
後ろで海未がやれやれと苦笑を浮かべていた。

「衣装作る数が増えてうれしいんですよね、ことり?」

「うんっ!!」

ああ、なるほど。ことり、衣装作るとき凄く楽しそうだもんね……。

「エリち、もう折れてもええんやない? 不器用さんとはさよならして、そろそろ廃校阻止をモットーにしよ?」
「絵里、私達と共に――どうですか?」
「絵里ちゃん! μ'sに入ってよ! 私、絵里ちゃんと一緒にやりたいの!!」
「私、絵里ちゃんのこと昔からずっとカッコイイって思ってて――絵里ちゃんと一緒に活動できたらって――花陽、そ

う思ってて――」

たじたじになる絵里。そしてさ迷った視線は私に。

「生徒会長、学生の悩みには答えるのが会長ってもんでしょ」

私の言葉に、絵里は少し微笑みながら溜め息を吐いた。

「――私もそろそろ素直になるわ。μ'sの皆さん、絢瀬絵里と東條希、私達もμ'sに入れてください!」
「お願いします、やね!」

絵里と希が頭を下げて――もう一度歓声が上がった瞬間。

屋上のドアが――運命のドアが、重く開いたのだった。


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