過去ログ - にこ「ニコは百日紅ニコ!」真姫「にこちゃんはローズマリーね」【ラブライブ!】
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7: ◆90wX8LPeMY[saga]
2014/06/05(木) 00:15:46.87 ID:m9ewdUKp0
「絵里はやんないの?」

休憩になったので、私は家から持ってきたスポーツドリンクを飲むと、絵里へと視線を転がす。
視界の隅で、希とμ'sの皆がアイスの奪い合いを繰り広げている。希が皆のお母さんに見えて、私たちは笑みが零れた。

「私は生徒会やってるし……どうしても、ね。でも私が生徒会長のお蔭で、部活の予算を少し多めに回してあげてるのよ?」

絵里は私に澄ましてウインク。

この生徒会長は、職権乱用でニコが一年の頃から部活の予算を他の部活より少し大目に回してくれていた。とんだ悪党だ。

しかし感謝。お蔭で伝伝伝が買えたのだ。

「それはもう言葉にできないニコ〜! ……ま、絵里がμ'sに入ってきたら、私とセクシー路線で被っちゃうしね」

「ハイハイ、にこには敵わないわ」

「ふふん!」

私達はいつもこんな感じだった。

ファーストライブ、μ'sではなく私と数人の仲間とで行ったファーストライブは、大失敗に終わった。

私は私と仲間たちとの温度差を知り、やがて仲間が消え、一人になった時、絵里と希は私を支えてくれた。だから、私はアイドル研究部部長としてここにいる。

「エリち! にこっち! アイス溶けるで〜?」

希がコンビニの袋を掲げる。きらきら輝くあの微笑み。二年前はあんな表情をする子だとは思わなかった。
でもそれは話すと長くなる。アイスも溶けてしまうくらいに。

「にこ先輩! 絵里先輩! アイス食べないなら凛が貰うにゃ!」

絵里はニヤッと笑って、私の口を塞ぐ。こいつ!

「凛! にこは要らないって!」

そう言うや否や、絵里は希の方へと走り出す。私の方を見てあかんべーなんてして。

「待っちなさーい! 食べたら許さないニコーッ!」

視界の隅で、髪をくるくる弄ってる真姫の姿を認めながら。

私も希の元へと――μ'sの皆の元へと駆け出した。



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