過去ログ - にこ「ニコは百日紅ニコ!」真姫「にこちゃんはローズマリーね」【ラブライブ!】
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9: ◆90wX8LPeMY[saga]
2014/06/05(木) 00:17:30.82 ID:m9ewdUKp0
下校中、私はつまらなさそうにアイフォンを弄っている真姫を横目に、花陽とアイドル談義を繰り広げていた。

解らない単語が出ると凛がその都度質問して、花陽が丁寧に説明する。そしてまた私と熱い討論を繰り広げるのだ。

私達の前は穂乃果と海未とことり。私の目が狂ってなければ、穂乃果とことりが海末の目を見る眼差しがおかしい。熱がこもりすぎてる。……私の見間違いでなければいいけど。

アイドルに恋愛は御法度ニコ! その分にこにーは皆のモ、ノ!

「にこ先輩、何で一人で寒そうな笑顔を浮かべてるにゃ〜?」

――こいつとは一度話し合う必要があるな。

そういや絵里も私の笑顔を見て、寒いとか抜かした記憶がある。


「真姫ちゃんは好きなアイドルとかいないニコ?」

「特に――聴きません」

「えぇー! 聞かないのは勿体ないニコ! きっと真姫ちゃんの気に入る曲があるニコ!」

「興味、ないです」

……取り付く島もない。しかしこの子のつっけんどんさは嫌な感じがしない。どちらかというと、悲壮感を感じる。無理矢理人から嫌われようとしているような、そんな態度。

穂乃果の言葉を借りるなら「無理をして距離を取ろうとしている」とでも。
海未の言葉を借りるなら「いつ自分が消えても良い様にしている」とでも。

流石に海未のセリフは海未自身首をかしげていたが、まあニュアンスは伝わった。

「ダメダメにゃ、西木野さんはJ-POP聞かないんだって〜」

代わりに答えてくれたのは凛だ。まあJ-POPよりクラシックの方が好きそうな顔をしてる。顔立ちが。

「西木野さん! 私がお勧めのアイドルソングを――」
「えぇええ!?」

花陽が食い気味に襲い掛かる。オタク気質な花陽だから、これは致し方ない。合唱。

一応一年生組は良好のようだ。二年生は元々仲がいいし、海未は下級生をよく気にかけているし、ことりはお菓子をよく作ってきて皆に振る舞って積極的にコミュニケーションを取っている。穂乃果に至ってはもう凛とお泊り会をしたらしい。私もこいつらは気が合いそうだと直感したし、ね。


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