19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/05(木) 19:29:29.25 ID:DNBJrAglO
「市原ーっ! お前は天才だーっ!」
嬉しさに思わず市原を抱き上げ、天井にぶつけないよう細心の注意を払い高い高いをする。
市原もとても楽しそうだ。
「ばんざーい! ばんざーい!」
「とってもたけーです!」
その光景を、遠くから冷めた見ている二つの影があったが、敢えて気付かない振りで市原といちゃつく。
東郷さんと橘だ。
「……何をやっているんでしょうかね、あの人たちは……」
「常時あんな感じの阿良々木君はともかく、仁奈は年相応で微笑ましいじゃないか。もしかして羨ましいのかい?」
「な……っ! そ、そんなことある訳ないでしょう!」
「ふふふ……顔が真っ赤だよ、ありす」
「あいさんっ!」
僕と市原が思う存分戯れていると、間もなく標的が近付いてくる気配がした。
忘れる筈がない。
僕は奴を越えるためにこの事務所に来たと言っても過言ではないのだ!
「おっはにょわー☆ 今日も元気にきらりん☆ぱわー炸裂! きらりだよ!」
「おは……」
相変わらず事務所の扉が壊れるんじゃないかと錯覚する程の強さで(というか、実際過去二回ほど日野が壊した)開けながら出勤してくる諸星。
その脇にはとてつもなく眠そうな双葉が抱えられている。
「来たな、諸星……!」
「きやがりましたね、きらりおねーさん……!」
「う?」
「ふああ……ねみ」
二人揃って一歩引き、構えを取る。
僕と市原の息はイスラフェル戦のシンジ君とアスカ並にぴったりだ。
諸星は急展開について行けていないのか、珍しく頭の上に疑問符を浮かべて首を傾げていた。
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