過去ログ - 【艦これ】語られることのない海のスナイパー
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127: ◆ANFZJVHAkB2d[saga]
2014/09/15(月) 00:40:45.92 ID:LyPr9L1No
8「はぁ…間に合ってよかった…」

 潜望鏡で一部始終を見ていた伊8はホッと胸を撫で下ろす。
 念の為にと発射準備を終えていた魚雷を本の中に戻すと伊8は空母部隊の向かった方へと進みだした。

8「敵艦が単縦陣で進んでたのが幸いだったかな…先頭のリ級に魚雷が当たったのも運が良かったかも」

 他の伊号潜水艦と違い甲標的も航空機も積んでない伊8は魚雷満載で沖の島海域へと侵入していた。
彼女の位置は提督どころか同じ艦隊所属の伊号潜水艦達すら知らない。
 完全な遊撃艦として沖の島海域を縦横無尽に駆け回っていた。
そして追われている空母部隊を発見し触接を続け、雷撃の機会を伺い続けていたのだった。

8「加賀さんが航空機投棄の前に雷撃できてよかったわ。最大搭載数を誇るあの人の艦載機を失わなくてよかった…」

8「本当は残りのイ級を片付けたいけど…しばらくは追ってこないだろうし…何より空母部隊の触接を続けないと…」

 伊8の読み通り空母部隊を追撃していた敵艦隊はリ級の沈没地点付近から動こうとしなかった。
リ級が沈んだ理由が機雷にあると判断しその場から迂闊に動けなくなったのである。
 そしてリ級に追突して破損したイ級も救助せねばならない。周りの海面に主砲や機銃を撃ちつつ、ありもしない機雷の撤去に追われていた。 




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