過去ログ - 【艦これ】語られることのない海のスナイパー
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132: ◆ANFZJVHAkB2d[saga]
2014/09/16(火) 00:17:05.28 ID:+My42H6Uo
日向「各艦、対空戦闘用意!」

 各艦の視線が一箇所に集中する。その視線の先にポツリポツリと黒い点が現れ始めた。
 その数、約50ほど。コオォ…と独特の風切り音が聞こえてきた。

伊勢「航巡の皆は対空砲弾は残ってる〜?きつそうなら回避に専念して!」

 伊勢型の巨大な砲塔が稼働し砲身に仰角がかけられる。

伊勢・日向「主砲、三式弾一斉射!」

 一斉に発射された砲弾は敵編隊の目の前で炸裂し、数機が黒煙を吐きながら錐揉みで落下していくのが見て取れた。
 残った敵機も左右に回避し一瞬にして敵編隊は乱れてしまった。

扶桑「伊勢達には負けてられないわね…。山城、あれを使いましょう」

山城「はい!扶桑姉さま!」

 主砲の損傷が大きい扶桑型の二隻はゆっくりと飛行甲板を構える。
 その甲板の両舷には四角い箱のような物が左右2基ずつ設置してあった。

扶桑「12cm30連装噴進砲、一斉射!」

 三式弾の洗礼を抜け、近距離まで接近していた敵機に向けてロサ弾が一斉に上空へと放たれる。
 一発あたり60発の黄リン性焼夷弾、つまり60発×30連装=1800発の弾幕が一瞬で敵機の侵入を妨害した。
 更に二隻で合計8機の12cm30連装噴進砲を使っているので空は三式弾炸裂以上の弾幕が張られたことになる。
 これには敵機も面食らったのか爆撃コースに入っていた敵機は回避のために爆弾を全て空中で投棄する羽目になっている。

最上「僕たちも忘れないで欲しいな!」

 低空を飛び、難を逃れた敵雷撃機を歓迎したのは最上・利根型巡洋艦だった。
 ル級との戦闘で主砲弾をほぼ使い切っていた航巡達だったが、対空砲弾はまだ余裕があったのだ。

利根「ほれほれ!魚雷を落とす暇なぞ与えぬぞ!」

 25ミリ三連装機銃による濃厚な弾幕に敵雷撃機は雷撃コースに入る前に次々と海面へと叩きつけられる事になった。
 
赤城「敵機が飛んできた方角に敵空母がいるはずよ。この攻撃を退けたら各艦、艦載機発艦準備を!」

加賀「航空機を投棄しなくてよかった。もしあそこで棄てていたら活躍の場がなかったですから」

飛龍「その時は私が…最後の一艦になったとしても叩いてますよ!」

蒼龍「縁起悪い事言わないの。さぁ、発艦準備を始めますか」


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