過去ログ - 【艦これ】語られることのない海のスナイパー
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148: ◆ANFZJVHAkB2d[saga]
2014/09/29(月) 03:39:55.99 ID:CADcCeHwo
 駆逐ニ級が炎上するヲ級に対し、消火ホースでの消火作業に当たっていた。
 ヌ級二隻は既に半分以上海中へと没しており、救助は困難と判断。残ったヲ級だけでもと必死になって消火作業を行っている。

 ル級と軽巡ト級は水上、対空レーダーを全力稼働させ敵の接近に備えていた。

伊19「いひひっ!残った空母はイクが仕留めるのね!」

 酸素補充のために一旦敵艦隊から距離を取った伊19だったが水中に響いた爆音を察知し、補充もそこそこに再び反転して戻ってきていた。

伊19「全魚雷管注水!出し惜しみは無しなの!発射!」

 一斉発射された六本の魚雷は真っ直ぐに敵艦隊へと殺到する。まずル級に二発、続いてト級に一発直撃した。
 残った三本の魚雷は炎上するヲ級、そしてニ級へと接近する。

伊19「イクの魚雷もおりこうさんなのね!」

 迫る魚雷に気付いた二級は自らが盾になるべく、魚雷の前に立ちふさがる。だがその雷跡はニ級の真下を通過しその先のヲ級に直撃した。
 大型艦艇を狙ったため、設定深度が深くなっていたのである。

伊19「油断大敵…なのね」

 呆然とするニ級に再び二本の雷跡が迫る。直後、巨大な水柱が二本上がり、二級の船体はあっという間に真っ二つにされてしまった。

伊19「イク、大金星なのね。提督のご褒美、期待しちゃうなのね〜!」

 晴嵐の奇襲からわずか数十分の間に深海棲艦空母部隊は全滅した。伊19は残骸と重油の漂う海域からゆっくりと離れていく。
 
伊19「もうイクは魚雷がないのね…他の皆…頑張って欲しいのね!」


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