過去ログ - 【艦これ】語られることのない海のスナイパー
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84: ◆ANFZJVHAkB2d[sage saga]
2014/08/02(土) 16:59:19.37 ID:dG4Ow2I1o
−沖の島・深海棲艦・前衛部隊−

前方の海域に複数の影があった。

距離を縮めるたびにその影が人型であることが確認できる。

長髪の黒い髪

服装まで真っ黒である。

表情はうっすらと笑みを浮かべているようにも見えるその影は女性のものであった。

スレンダーな体型で人間であったら思わず見とれているだろう。

両手にはその容姿には似つかわしくない無骨な物が見て取れる。

彼女の身長と同じほどの大きさのそれは盾を真ん中から割ったようなデザインであった。

その割れた部分からいくつもの砲塔が突き出ている。

さらに彼女は体全体に黄色のオーラのような物を纏っている。

伊勢「前方!距離3500、戦艦ル級フラッグシップ確認!後方にはル級エリート2隻!」

既にレーダーで確認していた連中が何かを叫んでいる。

主砲の有効射程に入った段階で砲撃をしてもよかった。

しかしそれはしなかった。

゛ワタシタチノ…メノマエデ…シズメテアゲルワ…゛

更に口元を釣り上げ不気味な笑みを浮かべたル級は

両手の艤装をゆっくりと持ち上げ、僚艦に砲撃指示を出し自らも砲撃を開始した。


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