過去ログ - 【FFT】もしもラムザが女の子なら【未プレイさんでもおいでませ】
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15: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/07(土) 21:08:02.05 ID:Fhu9prjtO
「相も変わらずなんと可憐な! だが一段と綺麗になって! 複雑である、心配である!
 けれども嬉しい限りであ──誰だ貴様は! ラムダの何だ!」

突き付けられる抜き身の剣。黙れオッサン、シスコン野郎、んなこと言ったら首が飛ぼう。俺もラムダも慌てるばかりで、
だがディリータは苦しんでいる。笑いを堪えているからである。衛兵諸兄も同様である。早く助けて、ボク死んじゃう。


16: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/07(土) 21:08:30.78 ID:Fhu9prjtO
さてなぜ城を訪れたのか。ラムダの次兄に会うためである。彼は北天騎士団団長、だから助力を要請するのだ。ところがどっこい謁見叶わず、
応対したのはオッサンである。頼みたくない、帰らせてくれ。だけど頑張れ、耐えろ俺。けれどその実出る幕あらず、全てラムダが話してしまう。

「ふむ、なるほど…。それについては全てこちらで解決しよう」

以下略



17: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/07(土) 21:09:17.54 ID:Fhu9prjtO
嘆願虚しく突っ撥ねられて、為すすべもない。だがそんな時。

「せーの、ハッピーバースデー!」

ここは中庭、水門付近。駆けてくるのは2人の少女。そして抱き付く、ラムダの胸に。
以下略



18: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/07(土) 21:09:49.58 ID:Fhu9prjtO
「教えようとは思ったさ、ラムダがいない所でな。だけど昨日は時間がなくて」

なぜなら俺が寝ていたからだ。宿に着くなり、飯すら食べず。

「つーか起こせよ、腹減ってたのに!」
以下略



19: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/07(土) 21:10:18.89 ID:Fhu9prjtO
「楽しそうだな、友達か?」

登場したのは1人の男、歳は大体30くらい。美男イケメン男前、そんな言葉がよく似合う。

「いやいやまさか。違います」
以下略



20: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/07(土) 21:10:48.01 ID:Fhu9prjtO
頭を下げると2人は笑う。爆笑である。なんだこいつら。

「いやあすまんな、紛らわしくて! 兄は兄だがラムダのだ!」

ラムダの兄は2人だけ。だから彼こそ団長である。俺は再び頭を下げた、そして感謝の意を述べた。かつて戦時下
以下略



21: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/07(土) 21:11:20.72 ID:Fhu9prjtO
「え、やだ、大変! どうしたのです!?」

「い゙や゙嬉じぐで…! がんげぎで…! つーがそれ゙よりおめ゙でどう」

「ふふ、ありがとうございます」
以下略



22: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/07(土) 21:11:48.72 ID:Fhu9prjtO
「えー、では諸君。名残惜しいが、凄くとっても名残惜しいが、行かねばならん。ラムダ、すまない。プレゼントだが、
お前の部屋に置いてあるから後で見てくれ」

「まあ、何でしょう。楽しみですわ」

以下略



23: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/07(土) 21:12:18.21 ID:Fhu9prjtO
そうして彼は歩き始めた。しかし数歩で不意に止まった。

「侯爵殿の一件だがな。身代金の要求が来た」

「何だって!? 本当ですか!?」
以下略



24: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/07(土) 21:12:46.40 ID:Fhu9prjtO
「ねえお姉様、行っちゃうの? さっき帰ったばっかりなのに?」

「ごめんね、アルマ。すぐ戻るから」

「お風呂一緒に入ってくれる? それと一緒に寝てくれる?」
以下略



25: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/07(土) 21:14:07.41 ID:Fhu9prjtO
投下終了!また来るねー!
次回は、「アルガス、深夜にラムダを訪ねる」編から始まる予定です!


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