過去ログ - 【FFT】もしもラムザが女の子なら【未プレイさんでもおいでませ】
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42: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/10(火) 03:39:06.90 ID:11eVOr98O
寝ちゃって起きたら日付変わってたけど
一応夜は夜だから有言実行してるよね(震え声)

>>39
アルガス「どどど童貞ちゃうわしししし失礼な」
以下略



43: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/10(火) 03:39:54.71 ID:11eVOr98O
5日が過ぎて、またイグーロス。

「お前それでもラムダの兄か! 何かあったらどうしてくれる! 顔に傷でも付こうものなら!」

「兄上! それは私情でしょう! それでも軍師なのですか!」
以下略



44: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/10(火) 03:41:13.51 ID:11eVOr98O
「もう良かろうぞ、恥ずかしい」

苦笑しながら入ってきたのはキノコ頭の奇妙な男。この地の領主、ラーグ公爵。ダイスダーグの幼馴染だ。幼馴染歴約40年、つくづく凄い人だと思う。

「いやあすまんねラムダちゃん。年頃だからやめてやれって、常々注意しているのだが」
以下略



45: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/10(火) 03:41:44.98 ID:11eVOr98O
そんなこんなで2日経ち。俺たちは今砦に来ている。骸旅団の一部の者がここに篭っているからである。侯爵様を
無事救出してこれでようやく帰れるはずが、なぜにこうしているかと言えば無論手柄の為である。

サダルファス家は没落貴族、ランベリーではそう呼ばれており、ゆえ辛酸を嘗め続けてきた。だからこうして手柄を稼ぎ
家を再興させるのである。しかるのちにはラムダと結ばれ、かのベオルブの血筋を受け継ぐ子を設ければ
以下略



46: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/10(火) 03:42:11.71 ID:11eVOr98O
敵のかしらは女剣士で、その顔立ちは美しい。もしも貴族に生まれていれば引く手数多でさぞモテただろう。しかしこいつは

平民であり、血筋卑しき下賤の生まれ。良くてお妾程度であるが、それも所詮は叶わぬ夢だ。なぜならここで死ぬからである。

「ひもじい思いをしたことがある? 豆のスープで暮らしたことは?」
以下略



47: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/10(火) 03:42:39.93 ID:11eVOr98O
そうして敵は1人になった。

「どうせ家畜よ、殺すがいいわ!」

気丈な姿はなお美しい。そして非常に悩ましい。弄びたいところであるが、是非そうしたいところであるが、
以下略



48: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/10(火) 03:43:23.48 ID:11eVOr98O
イグーロスまで帰還した時街は非常に騒がしかった。骸旅団の一隊によりベオルブ邸が襲われたのだ。ザルバッグ氏が偶然居合わせ
幸いそれは未遂に済んだ。だがディリータの妹であるティータを奴らは人質に取り、そしてそのまま攫ってしまう。

ベオルブ邸にて通されたのはダイスダーグの寝室である。負傷し休むその表情はやや苦しげでしかし嬉しげ、
それは大方どうせ絶対ラムダが心配する所為である。


49: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/10(火) 03:43:53.48 ID:11eVOr98O
「貴殿は残れ。話がしたい」

退室しようとしていた俺はダイスダーグに呼び止められた。聞いた話は衝撃的で、驚かずにはいられない。
ディリータ、ティータは貴族じゃなくて、ラムダの母は平民出。ラムダの父は変わった人で、そのためそんなことになったと。

以下略



50: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/10(火) 03:44:24.92 ID:11eVOr98O
骸旅団はほぼ壊滅で、じきに残りも方が付く。ティータの身柄を取り戻すまで総攻撃などするはずがない。ダイスダーグは
そう話したが、平民風情を助ける為にテロに屈するはずがない。そう話したら殴られる。ああ、これだから平民は。

「ラムダ、そろそろ目を覚ませ。そいつは違う、平民だ。一緒に暮らすべきじゃない」

以下略



51: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/10(火) 03:45:03.12 ID:11eVOr98O
ロマンチックなはずだった。どこか2人でいられる場所で、ラムダは笑っているはずで。
こんな形じゃ絶対なくて、こんな怒った顔でもなくて。

「消えてください! 私の前に二度と姿を現さないでッ!!」

以下略



52: ◆2cmWNEY/mRYY[saga]
2014/06/10(火) 03:45:30.83 ID:11eVOr98O
歩き続けて海に着く。虚勢はそこで剥がれて落ちた。4月の海に人気はない。波の音色はさも優しげで、
洩れる嗚咽を奪ってくれる。海峡からの冷たい風が火照った身体に心地良い。いずれ最期を迎えるのなら、
こんな所がいいかもしれない。今がその時かもしれない。装備を固めた重い身体は、このまま真っ直ぐ進んでいけばいずれ必ず沈むだろう。

しかしその時声がした。俺の名を呼ぶ男のそれはザルバッグ氏のものだった。
以下略



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