7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/06(金) 20:26:59.56 ID:1kXODiTCO
兵士「せ、聖女様! 今お助けします!」
兵士「魔想術士、前陣に対想念防壁! あの男に氷冷魔想術を!」
兵士「……ふん」
男「情報交換は後だ。こいつらは殺害していいか」
聖女「やめてあげて欲しいなあ。それより、気をつけてよ。術士に狙われてるよ、狙われてる」
男「歩兵や、弓兵、銃兵に相当する隊は見受けられないようだが……」
兵士「ふん、こちらから行くぞ。キリリ・ディルルミア(時も留める白雪景色)」
ピキピキ……!
男「な……急激な温度低下……!?」
カチン!
突如降りた霜は男の足首を覆うように降り積もり、地表ごと固まってしまった。
聖女「あーあ。もう」
男「なんだこれは。人為的なものか?」
聖女「はぁ……あとで説明しますよー。その状態で足留めって出来る? 時間稼いでほしーんだけどな」
男「試行する」
男が自由な上半身を動かす。すると、突如彼の右手、その中指が手の甲と共に回転した!
聖女「うわ、何それ! カッコいい! 痛くないの?」
男「問題ない。射撃する」
小さな筒と化した中指だったものが薬指の上に接続され、そのままスライドするように変形、元薬指をグリップとした銃火器が形成された。
どうやら中に皮膚の部分は折りたたまれてしまったらしく、黒く光る銃身が物々しい。
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