2: ◆ZUqyEdi/0.S5[saga]
2014/06/07(土) 01:18:06.91 ID:QYNiXGzZo
花陽「でもあと少しで3月。春はすぐそこだよ?」
凛「全然そんな感じはしないにゃ」
花陽「う、う〜ん、それはそうだけど」
3: ◆ZUqyEdi/0.S5[saga]
2014/06/07(土) 01:20:11.68 ID:QYNiXGzZo
顔を見合わせる私たち
次の言葉を言うのは簡単だ
でも、誰も言おうとはしない
4: ◆ZUqyEdi/0.S5[saga]
2014/06/07(土) 01:21:29.01 ID:QYNiXGzZo
教師A「西木野さん、送辞の方はどうかしら?」
真姫「すいません、もう少し待って下さい」
教師A「急かしてるわけじゃないんだけど、先生も確認したいからね」
5: ◆ZUqyEdi/0.S5[saga]
2014/06/07(土) 01:23:10.25 ID:QYNiXGzZo
教師B「在校生代表として、卒業記念品を渡す担当、どっちがやるか決めてくれた?」
花陽「え、えぇっと……」
凛「実はまだで……」
6: ◆ZUqyEdi/0.S5[saga]
2014/06/07(土) 01:24:02.79 ID:QYNiXGzZo
・生徒会室
凛「はぁ〜」
花陽「う〜ん」
7: ◆ZUqyEdi/0.S5[saga]
2014/06/07(土) 01:25:34.35 ID:QYNiXGzZo
真姫「そう、あなた達も」
花陽「ということは真姫ちゃんも?」
真姫「えぇ、送辞の件で催促されたわ」
8: ◆ZUqyEdi/0.S5[saga]
2014/06/07(土) 01:30:01.22 ID:QYNiXGzZo
そう、これは覚悟の問題
別に送辞なんて特別何かの意味を持っているわけではない
でも、これを完成させるということは、
9: ◆ZUqyEdi/0.S5[saga]
2014/06/07(土) 01:30:56.84 ID:QYNiXGzZo
真姫「ふぅ。ちょっと、席外すわね」
花陽「あ、真姫ちゃん」
凛「どこ行くの?」
10: ◆ZUqyEdi/0.S5[saga]
2014/06/07(土) 01:33:20.69 ID:QYNiXGzZo
・音楽室
ガランとした音楽室に鎮座するピアノに私は腰を下ろした
ここから見える景色が私は好き
11: ◆ZUqyEdi/0.S5[saga]
2014/06/07(土) 01:34:37.28 ID:QYNiXGzZo
でも、今日は変だな
少し感傷的になりすぎたかしら
登校中に凛と花陽とそんな話をして、
12: ◆ZUqyEdi/0.S5[saga]
2014/06/07(土) 01:35:50.65 ID:QYNiXGzZo
真姫「ピアノ、弾こう」
一心不乱に、今まで自分が作った曲を
嬉しい時も悲しい時も、一緒に歩んできた曲を
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