過去ログ - 浅倉威「ドキドキプリキュアのアイちゃんと遊んでみた」【再投稿】
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30:◇BmFm4z6H0[saga]
2014/06/07(土) 19:47:49.29 ID:BlapMVTY0


翌日の昼下がり。暖かい日差しと涼風が吹いていた。
昼寝にはちょうど良い具合の天気だった。浅倉も上着を脱いで、静かにまどろんでいた。
だが廃墟のソファーで眠っていた彼を、少女の声が起こした。
「失礼します」
「すみません、この辺りで赤ちゃんを見かけませんでしたか?」
「・・・あ?」

彼はゆっくりと目を開いた。そして、声の主を見つめる。
「きゅぴらっぱーとか、あいあいとかしゃべる、ハートの前掛けをつけた子なのですが・・・」
声をかけた茶髪の少女は、まだ小学生のように見えたが、目はだいぶ大人びていて、強い意志を感じさせた。
その後ろには、もうひとり気の強そうな中学生くらいの少女がいた。
その桃色にも見える髪の毛は、奇妙な曲線を描いていた。
「お前は・・・?」浅倉は少女に尋ねた。
「申し遅れました。私は円亜久里と申します」丁寧に少女は答えた。
「あたしは、大貝第一中生徒会長、相田マナです」隣の中学生も合わせて答える。

・・・とりあえずイライラはしなさそうだ。浅倉はソファーに寝転んだまま、黙って耳を傾けていた。

今日は気分が良い。人の話を聞くのも悪くはない。




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