過去ログ - 浅倉威「ドキドキプリキュアのアイちゃんと遊んでみた」【再投稿】
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4:◇BmFm4z6H0[saga]
2014/06/07(土) 18:42:22.60 ID:BlapMVTY0
「きゅぴきゅぴ〜」
なぜか、その生物はこちらに懐いてくる。
とりあえず追い払おうと、男は軽く手を払う。
「きゅぴぃ〜、きゅぴきゅぴ〜」
だが、赤ん坊はそれを無視していた。
男は黙ってその赤ん坊を見つめた。どうしたものかと思案していると、
「きゅぴぃ〜、おちぇわちて・・・」
と、赤子が近づき、手に寄ってくる。

「・・・離れろ」と、男は静かに言い放つ。
しかし、赤子は男の払い除けを無視し、腕に抱きついた。頬を擦りつけ、その手にくっついて離れようとしない。
「あい、あい・・・。きゅぴぃぃ・・・」
「離れろ・・・、離れろおぉっっ!!」
唸るように赤子に言った。だが、赤子はくっついたままだ。
気持ち悪い・・・。男は生暖かい皮膚の感触に不快感を感じた。とにかく引き剥がそうと腕を振るが、赤子は「あいあい」と楽しそうに笑うだけだった。
その笑い声は、彼にとっては嘲笑に聞こえ、胸の中で苛立ちが募った。

「いい加減にしろ!!」男は叫び、廃墟に立てられていた壊れた冷蔵庫に向けて、腕にくっついている赤子を叩きつけようとした。
だが、ぶつけようとする瞬間、赤子は手元から離れ、宙に浮いた。
「あい、きゅぴきゅぴぃぃ〜」
楽しげに笑う赤子のツラが気に食わない。男はすぐさま、その辺に転がっていた鉄パイプを拾い、殴りかかろうとする。
それを見た赤子は、「きゅぴらっぱ〜!」と羽を動かしながら叫んだ。すると、首に掛けていた前掛けが光った。
何事かと男が一瞬動きを止めると、突如空中から引力が発生したかのように鉄パイプが手元から離れて、宙へと浮いた。


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