過去ログ - 浅倉威「ドキドキプリキュアのアイちゃんと遊んでみた」【再投稿】
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41:◇BmFm4z6H0[saga]
2014/06/07(土) 20:32:01.80 ID:BlapMVTY0
「アイちゃん痛かった? もう大丈夫でちゅよぉ・・・。よちよち・・・」
ピンク色の服を着た少女が、優しくアイちゃんを撫でる。
「ふえぇぇぇ・・・ふぇぇぇぇ・・・!」
アイちゃんは保護者の出現で安心したのか、少女の胸の中で泣き始めた。
すぐさま少女はおいしゃさんラビーズを使い、体の傷も治った。


こうして、アイちゃんは無事平穏を取り戻した。



だが、彼女は全快したわけではなかった。

アイちゃんの心の中には、深い深い傷と他者への不信感が残された。

それはラビーズの力でもプリキュア達の強大な力でも、どうすることもできないものだった。

浅倉威の恐怖は、蛇のようにアイちゃんの心を蝕み、彼女を日ごとに闇へと染めていった。

その毒は心の奥底で拭いきれぬ闇となり、プリキュア達が言うところのジャネジーとして残り続けた。


彼女から不安を取り除こうと、ありすもマナ達も手を尽くして浅倉威の捜索を行なったが、誰一人として彼を発見することはできなかった。
たとえ四葉財閥の幾重にも張り巡らされた監視網にたまたま引っ掛かっても、彼は忽然と姿を消してしまうのだ。
愛と知恵と勇気を駆使して数々のジコチューを退けてきた彼女達でさえ、浅倉が鏡の中の異世界に移動できることには気付けなかったのだ。
その発想に至るには、ミラーワールドはあまりにも彼女たちの常識とかけ離れていたのだ。


ありす達が手をこまねいている間に、アイちゃんの心には毒牙が深々と突き刺さっていった。
彼女は怒りっぽくなり、わがままになっていった。まるで、浅倉威に近づくようだった。

嫌いな食べ物があればすぐにその皿を放り投げ、妖精達を前以上に乱暴にいじめた。

マナ達は彼女が浅倉によって傷ついた事を知っていたため、彼女をいやすべくマナ達はできるだけ優しく接した。
だが、それはアイちゃんを増長させるだけに過ぎなかった。




>>40
リュウガです。


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