過去ログ - 浅倉威「ドキドキプリキュアのアイちゃんと遊んでみた」【再投稿】
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46:◇BmFm4z6H0[saga]
2014/06/07(土) 20:41:40.23 ID:BlapMVTY0

「そうでちゅよね・・・。アイちゃんはみんなからおせわされなきゃいけないでちゅもんね・・・」
醜く成長した赤子を、優しく撫でながら桃色の髪の少女は言う。
その眼はどこか虚ろで、焦点が合っていない。まるで、死んだ魚のような眼をしていた。
さらにその口には、なぜかおしゃぶりが付いていた。

「マナちゃんのいうとおりですわ・・・。こんなかわいいアイちゃんですもの・・・。だいじにしなくては・・・!」
隣で、同じく虚ろな目をした亜麻色の髪の少女が呟き、アイちゃんの口へケーキを運ぶ。
アイちゃんはケーキに丸ごと被りつき、飲み込んだ。

アイちゃんのいるベッドの後ろには、二人の少女が倒れていた。
おもちゃとして振り回され長髪の美少女と短髪の少女だ。その周りには、力尽きた表情をした妖精たちもいた。

彼女らの身体は超能力で無理やり操り人形として動かされたためか、手足がおかしな方向を向いていた。

その眼には、すでに光は宿ってはいなかった。


思い通りになった少女たちを見て、醜い赤子は嬉しそうに笑う。

「きゅぴきゅぴぃ〜!!」

(なんだ、みんなきゅぴらっぱーしてしまえばよかったんだきゅぴ! かんたんだったきゅぴ!)


アイちゃんは、とても幸せだった。


彼女はみんなに『愛』されていた。


これからも、ずっとずっと幸せに暮らすことだろう。





                FINAL VENT



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