273: ◆XYDRcaP7SiPh[saga]
2014/06/19(木) 21:55:41.04 ID:t0XenTQ90
翌日
屋上
side 絵里
「昨日はごめんなさい。私、どうかしていたわ」
「謝って済む問題じゃないのはわかってる」
「だから」
絵里の言葉に感情はなく、ただ淡々と言葉を発しているだけだった
「絵里ちゃん!」
絵里は口を動かすのを止めた
「私のほうこそ昨日はごめんね!」
「昨日ね、あの後色々考えたの!」
「私馬鹿だから全然わかんなくて…」
「でもね、ひとつだけはっきりとわかってることがあるの」
「私はね、絵里ちゃんのことが大好きなの」
「絵里ちゃんのしたいことが、きっと私の幸せなの」
「私は絵里ちゃんの笑顔が好き」
「私は絵里ちゃんの優しい声が好き」
「私は絵里ちゃんの」
絵里の口が開かれるのを恐れ、穂乃果は言葉を畳み掛ける
が
「もう、終わりにしましょ」
穂乃果の言葉は、絵里の耳に届いてはいなかった
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