10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/07(土) 22:21:20.50 ID:ZCMl8Sjg0
小狼の服――男性用は詰襟で、桜の服――女性用は、胸元に赤いリボンがついている。
桜「ほぇぇ、どこの学校の制服なんだろう・・・」
小狼「わからない。俺もこの制服は見たことが無いから、友枝町の近くでは無いだろう」
とりあえず移動しよう、という小狼の意見に賛成し、部屋の隅のドアを開けた。
桜「・・・あれ?」
小狼「どうした?」
桜「何か・・・変な、嫌な感じがする・・・」
小狼「言われて見れば・・・確かに。だが、魔力とは違うみたいだが・・・」
桜「行ってみよう!・・・こっち!」
小狼「あ、おい、さくら!」
高い魔力を持つ桜には、しっかりと察知できているのだろう。
迷路のような廃ビルの中を、迷わずに走っていく。
???「ギュブァッ!」ブチュリ
小狼(何か踏んだ・・・?まぁいい)
小狼には微細にしか"嫌な感じ"を感じ取れないために、立ち止まってしまうと桜を見失ってしまうかもしれない。
踏んだ物の正体は気になるところではあるが、今は桜を追うのに専念する。
その場所に段々と近づくにつれ、小狼にもその嫌な気配というものがしっかりと感じられてきていた。
桜「ここ、このあたり、なんだけど・・・」
小狼「見た感じ、何も無いな」
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