過去ログ - さくらと5人の魔法少女
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115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/07(土) 23:51:48.01 ID:ZCMl8Sjg0
さやか「結局あたしは何が大切で、何を守ろうとしてたのか。
・・・何もかも、訳わかんなくなっちゃった」

ゆっくりと、さやかの膝上で握られていた手が開く。
そこにあったのは・・・真っ黒に濁りきった、さやかのソウルジェム。
いや、それはソウルジェムと言うより、まるで――

さやか「希望と絶望のバランスは差し引き0だって事、今はよくわかるよ。
確かにあたしは何人か救いもしたけど、その分心には恨みや妬みが溜まって」

小狼「美樹・・・!?」

さやか「その上、私を心配してくれた友達や、先輩や、一番大切な親友さえも傷つけて」

さやか「その上、異世界から飛ばされて来て、自分の事で精一杯な筈の友達まで。
私を心配する余裕だって無いはずなのに、それでも心配してくれて。でもそれさえ無碍にして」

杏子「アンタ・・・」

さやか「他の誰かの幸せを願った分、他の誰かを呪わずに入られない。
私達魔法少女って、そういう仕組みだったんだね・・・」

さやか「あはは。何言ってるんだろ。全部自業自得なのに。本当に・・・」


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