過去ログ - とある学生の雷神右方-Reincarnation-
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/06/08(日) 21:29:40.66 ID:3KWgdx+c0
二時間目。
トール待望、フィアンマ悲観の体育である。
競技内容は事前に連絡が回っていた通り、ドッヂボール。
高校生にもなってやる内容ではないが、夏の競技の大半はお遊びだ。
そもそも、スポーツ系進学校でもない限り、体育に力は入っていない。
「………」
「……始まる前に、確かに守ってやるとは言ったけどさあ」
ドッヂボールは初めてする。
ボールをぶつけられるのが怖い。
そんな不安を口にしたフィアンマに、トールは守ってやると宣言した。
同チームになり、コートに入った途端。
彼の後ろにささっと隠れ、フィアンマは様子を窺っている。
「あからさま過ぎるだろうが!」
「安全地帯は確保しておくべきじゃないか?
それよりも、余所見をしていると危険だ」
前を向く。
ボールトスを終え、キャッチした男子生徒がやる気まんまんにトールの方を向いた。
日頃、体育の授業で受けている恨みを今こそ解消してやろうということらしい。
後ろに女を庇っているというのはかなりのハンデだ。何せ動かないので、ぶつけやすい。
「っていうか女に頼られてる時点でぶつける!
異存はねえだろ野郎共!?」
振り返る男子生徒に対し、他の男子生徒が呼応して賛成する。
次の瞬間。
ゴムボールとは思えない剛速球が、トールの方へ飛び込んできた。
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