過去ログ - とある学生の雷神右方-Reincarnation-
1- 20
20: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/06/08(日) 21:32:58.39 ID:3KWgdx+c0

「美味い。俺が今まで食ってきたハンバーグの中で一番」
「……そうか。ならば良い」

事実を偽ることなく、良い口上もなしに伝えると、フィアンマは嬉しそうに笑った。
トールも笑み、トマトソースを絡めてハンバーグを食べていく。
やがて人参のグラッセ(余り)を食べ終えた彼女は、オティヌスに近づいた。
料理部長兼次期生徒会長候補はというと、ゼラチン液に果物を混ぜている。

「そちらの桃はもう少し小さく切れ」
「見栄えの問題か」

桃を半口サイズにカットし、既にみかんの入っているゼラチン液へ投入。
後はタッパーに入れて冷やし、固まり次第器に盛り付けるだけ。

「月曜日の放課後には食べられるだろう」
「楽しみだ」
「今日の部活動は終わりとする。各自好きに帰るが良い」

告げて、彼女はエプロンを片付けて調理室から出て行く。

「トールはこの後予定はあるのか?」
「いんや、無いな。何で?」
「遊びに行くのに一人は寂しいじゃないか?」

悪意なくはにかみ、彼女は皿洗いなどの片付けを済ませる。

「何処行く?」
「ひとまず、かき氷を食べに」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
125Res/88.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice