過去ログ - とある学生の雷神右方-Reincarnation-
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92: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/09/16(火) 22:39:33.65 ID:d2NQI2VD0

ちゅんちゅん、と朝の訪れを告げる鳥の声がした。

日曜日の早朝というのは、非常に穏やかなものだ。
出勤する者は少なく、大抵の学校は休日。
朝の緩やかな雰囲気は、微睡みを引き出す。

(昨日の夜、は…)

あまり覚えていない。
思うままにキスをしたことは覚えている。
ぎこちなく隣を見やると、彼女はすやすやと眠っていた。
衣服の乱れは無い。残念なような、良かったような複雑な気分になる。

「………」

ふに、と頬に指で触れてみた。
余程眠りが深いのか、ぴくりともしない。

「…寝相が良いんだな」

独り言をぼやいて、ベッドから出る。
立ち上がろうとした瞬間、手首を掴まれた。
お、と驚いた声が出つつ、そちらを見やり。

「………」

あまり意識が無さそうなフィアンマと目が合った。


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