過去ログ - 絢瀬亜里沙「犯人は・・・あなたです。」
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200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/08(日) 18:38:22.29 ID:77BaRI4I0
学校でもないのにランドセルや上履きを履いているのは異常だったし、それ以外は何も

着ていないのも異常だった。そして男二人と一室でその姿でいたことも異常だったし、

ここがどこで、どのようないかがわしい事が行われていたのかを想像できたとしても、

それは全てが異常という言葉で示されるしかなかった。

にこ「・・・やっと行ったわね。あいつら、人をおもちゃか何かかと思っているのかしら。

仮にもスクールアイドルのにこちゃんとヤれるってのに・・・感謝しなさいよ。」

にこ「まったく・・・もう・・・っっっっ!うわあああああああああああああああああ!!!」

にこは男の足音が消えるのを知ると、そのまま情事後のベッドにへたり込み、

シーツを握りしめながら泣くのだった。


・・・よくある話だ。にこの父は誰が見てもパチンコとアルコール中毒だった。

毎晩深夜にお金をスッカラカンにして酒臭い息を吐きながら家に帰ってくる。

母が朝から夜まで働いたナケナシのお金も父はパチンコと酒に使ってしまう。

父は娘たちに暴力を振るうこともあった。にこ達は耐えた。ずっと耐えながら生きてきた。

そんなある日、前触れも何もなく父が死んだ。

どうやら事故だったらしい。にこはそんな父が死んで喜んだ。この奇跡に感謝した。

・・・だが拾う神があれば捨てる神もあるというものだ。

父が死に、葬儀を適当に済ませ、これから母と妹達と一緒に家族で助け合っていこうとした矢先。

・・・借金取りが現れた。父は酒とパチンコで借金をしていたのだ。


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