4: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/08(日) 13:26:28.51 ID:V2I0Qyiz0
佐藤は強張った面持ちで花道の真ん中を闊歩した。
湧き立つ歓声や焚きつけられるフラッシュを振り払うように、
前方のリングを真っ直ぐに見据えて一歩一歩足を進める。
そしてコーナーロープを片手で押し上げ、その隙間に颯爽と体を滑り込ませる。
リングに降り立ち、天井から照らす巨大なスポットライトを見上げた後、
ポケットからハンカチを取り出して一度だけ静かに顔を拭いた。
23Res/13.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。