18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/06/09(月) 18:51:04.79 ID:bRcDXs440
「少なくとも人生の中で1番大切と思えた人に、あなたがここに来ることを聞いていたのよ」
希「……その人とは、今も大切な仲なんですか?」
「それも秘密にしとこうかしらね」
希「教えて欲しいです」
「あらあら、困ったわねぇ」
希「ダメですか?」
「そうねぇ」
「やっぱりやめとこうかしら」
希「どうしてです?」
「結局のところあなたがこの未来にたどり着くのかも分からないし、影響は与えたくないから、かしらね」
希「……そうですか」
「感覚的な考えもあるのよ。そう、例えば……別に私があなたの言う“えりち”じゃなくても、別に構わないと思わないかしら?」
希「構います」
「そうでもないわよ。だって例えその人じゃなかったとしても、ここにその人の代わりとして私がいる。つまりあなたは、別の素敵な出会いを得たということなのだから」
希「でも……」
「(それでもウチはμ’sのみんなと、えりちと……)」
「その人のこと、大切なのね……」
希「……とても大切な人です」
「だからどうしても、気になるんです」
「私の未来に私の望みは続いているのか、それを知りたいんです」
「未来を楽しみに待つのもいいものよぉ」
希「それでも……。お願いします、教えてください」
「そう。……ふふ、じゃあやっぱり本人に聞くしかないわね」
希「?……どういうことですか?」
「実は私があなたを待っていた理由はね、あなたにある場所を教えるためなの」
希「場所、ですか……?」
「そう。場所は西木野総合病院。形は結構変わったけれど、位置はほとんど変わらない」
希「……そこには誰がいるんです?」
「自分で確認してみるといいわ。そして未来を知ることが適切なのか、ちょっと話し合ってみなさい。部屋は906号室よ」
希「分かりました……行ってきます」
「気をつけて。この時代に合わせて慎重にね……」
希「はい!」
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