過去ログ - なぎさ「マミはもしかしてドMなのですか?」
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135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/01(火) 20:48:47.71 ID:X12Yv2q1o
不思議と、この指輪は誰か他の人のものではなく、

自分のものであるような気がしました。

けれども同時に、その橙色の光りを見ていると

もう一人のなぎさがその宝石の中にいるような

奇妙な気持ちにもなるのです。

なぎさはそっと宝石に手を重ねて

そのもう一人の自分を心の中に探してみました。

でも、どれだけ探しても、

眠りについたような宝石の息遣いを感じるだけなのでした。


「………………マミ……」


ぽろぽろと涙が零れ落ちました。

なぎさはびっくりして袖で拭うけれど、

涙は止め処なく溢れ出て、真っ白なベッドの上に

ぽつり、ぽつりと小さな染みが滲んでゆきます。

なぎさは、気付くと、声をあげて泣いていたのでした。



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