過去ログ - 矢澤にこ「きっと青春が聞こえる」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:53:49.94 ID:VQCioLVjo
 ピアノが軽やかに踊る。
 シンセベースが柔らかくうねり、スネアが陽気に跳ねる。

 そして――

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:54:38.27 ID:VQCioLVjo
Track1 『僕らは今のなかで』



 ラブライブ本戦から数日後、いつもの部室。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:55:17.25 ID:VQCioLVjo
 それから今に至るまで、みんなどこか上の空で、ぼんやりしていた。

 だけどそれは傷心を引きずっているような感じでもなくて、
 燃え尽き症候群というのだろうか、やけにゆったりした空気が支配していた。

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:55:43.41 ID:VQCioLVjo
【にこ】
「あんたたち、スクールアイドル続けないわけ? 来年もきっとあるわよ、ラブライブ」

 希が軽い調子で続く。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:56:23.48 ID:VQCioLVjo
 と、そこに屋外から声が聞こえてきた。

【凛】
「ああ、ごめーん」

以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:57:04.70 ID:VQCioLVjo
【にこ】
「そこにいなさいよー。私も行くから」

【希】
「あ、うちもー」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:57:31.92 ID:VQCioLVjo
 私は運動は得意な方じゃないけれど、球遊びは妹たちと度々することがあったので、
 まるきり下手っぴというわけではなかった。

【凛】
「いっくよー」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:58:03.83 ID:VQCioLVjo
【希】
「これからどうするん?」

【にこ】
「別にいいんじゃない、このままで。新学期になればまた変わるわ」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:58:29.93 ID:VQCioLVjo
 希は言葉を切ったけど、言わんとしていることは察した。
 アイドル活動を続けるかどうかを問いたいのだろう。

 なんとなく口幅ったくて、今まではっきりとは言わないようにしていた。
 だけど、今こいつになら話してもいい、そんな気分になった。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:59:37.36 ID:VQCioLVjo
【希】
「そっか! うんうん、それがええよ」

【にこ】
「そんなこと気にしてたの?」
以下略



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