過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」その4
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42
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2014/06/10(火) 22:01:46.35 ID:igNzDGpD0
それでは時間になりましたので投下します
43
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2014/06/10(火) 22:13:34.17 ID:CbCq9Bk6o
何か月も待たせた訳だしー?
半端なことにはならないよねー?(圧)
44
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2014/06/10(火) 22:20:31.35 ID:igNzDGpD0
その朗々とした物言いに、木原の眉根がぴくりと動いた。
敵意ではなく殺意の表明。
何かが変化しつつあるという予感があった。
狷介さを髣髴とさせる細い眼は魔力に覆われた上条の一挙一動をつぶさに捉えている。
以下略
45
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[saga]
2014/06/10(火) 22:27:54.33 ID:igNzDGpD0
後背で踏み止まった上条が腰に手を添えるや、鈍く煌めくカタパルトの幻影が網膜に焼きつけられる。
そして狂奔。
「ウ゛ッ、ォオ゛オッオオラアアァァァーーーーッッッ!!!」
以下略
46
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[saga]
2014/06/10(火) 22:35:01.17 ID:igNzDGpD0
「…………ッ!」
全身がぶるりと震え、どっと嫌な汗が湧いた。
幸運に恵まれなかったら、何かが一つ狂っていたら。
自分の眼球は地面に叩きつけられた水風船のように呆気なく潰されていただろう。
以下略
47
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[saga]
2014/06/10(火) 22:39:47.76 ID:igNzDGpD0
円を描くようにひた走る上条の動きは確かに速い。
とはいえ、一定の距離を保ちさえすれば、かく乱されるほどの動きでもない。
再計算。
この位置にいてマイクロ波を当てることは叶わないと判断。
以下略
48
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[saga]
2014/06/10(火) 22:45:36.62 ID:igNzDGpD0
微かに息を吸い込む音が耳朶を打った。
魔術で強化された背筋に食い込んだ五つの金属球を一瞥だにせず、呻き声の一つすら上げず、上条が壁面に二歩目を刻む。
三歩、五歩――――判別不能。
瞬く間に壁面を駆け上がり、天井付近の木原に肉迫。
以下略
49
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[saga]
2014/06/10(火) 22:53:37.33 ID:igNzDGpD0
「い、いったい何が起きている! 何故いきなりこのような力を――」
命からがら逆方向に転進する木原を、
「逃がすか、馬鹿が」
以下略
50
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[saga]
2014/06/10(火) 22:56:29.49 ID:igNzDGpD0
背後から飛びかかってきた上条に対し、能力を全開。
人体内に含まれる金属成分に直接磁力で干渉。
遅れず、上条の体が重荷を背負わされたかのようによろめいた。
「がっ……あぁぁぁッ!!?」
以下略
51
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[saga]
2014/06/10(火) 23:03:08.42 ID:igNzDGpD0
「……勝手に、見積もってんじゃねえぞぉッッ!!」
武器を奪われた間隙を縫って、上条の右手が胸板を撫で下ろすようにして体内の磁力を消去。
尋常ならざる痛苦から逃れるや、放置されていた最寄りの金属球を木原に蹴りつける。
以下略
52
:
乾杯
◆ziwzYr641k
[saga]
2014/06/10(火) 23:08:33.35 ID:igNzDGpD0
その迫力に呑まれたからか、はたまた無茶な能力発動が祟ったのか、木原の放電量が一気に減衰していく。
青白く光り輝く壁の中から半身を突き出した上条に、木原がよろめくようにして後ずさる。
「――てめえがいる限り、あいつに幸せが訪れねえっていうんなら」
以下略
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