過去ログ - 春紀「暗殺の依頼が舞い込んできたけど正直それどころじゃない」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 21:29:53.20 ID:FEBWVFSeo

あたしの名前は寒河江春紀。元十年黒組の生徒だ。学園は随分前に退学になった。
と言っても、退学からまだ数ヶ月だ。随分前に、という表現はおかしいのかもしれない。
だけど退学してからの数ヶ月、本当に濃い時間を過ごしたあたしにとって、
あの学園で過ごした日々は遠い昔のことのように感じられるのだ。
きっとあたしの人生史上最大の修羅場の連続だったろう。
そしてその修羅場は現在進行形だったりする。

歩き慣れた道を一人行きながら小さくため息をついた。
バイト帰りのこの道はあたしにとってもはやお馴染みになりつつあった。

で、だ。あたしの家はいま大きな問題を抱えている。
というのも、十年黒組の退学処分になった生徒たちが続々とあたしの家に居候にくるからだ。
武智乙哉、神長香子、剣持しえな、首藤涼、この四名があたしの家の闖入者達。
特に首藤に関してはやってきたばかりの新入りだ。

最初は部屋が狭くなるくらいでなんの問題もないように思えた。
首藤は剣持同様落ち着いているし、神長のようなドジもやらかさない。
そしてこれは暮らしてみて分かったことだが、生活の知識がずば抜けていた。
昨日だって冬香に効率的な掃除の仕方だとか裏技を伝授しているのを見かけた。
あぁ、本当に問題ないんだ、助かってるくらいだ。

神長とイチャつくことを除けば。

あたしは電柱に手をついてうなだれそうになるのをぐっと堪えた。
傍から見たらきっと普通に歩いている女子高生に見えることだろう。そうじゃなきゃ困るってんだ。
神長と首藤のやり取りは明らかに怪しげだった。
あたしがそういう見方をするからそうなんじゃないかって?あぁ、きっとそれもある。
だけどな、食事の度にあーんだのされて、就寝の度に手繋がれてみろ、そうとしか思えないだろ。

元同室同士で仲がいいと言ったら剣持と武智もそうだ。
だけどあの二人は剣持が距離を保とうとしているせいか、それなりにバランスが取れている。
(この間武智が剣持のおさげを切ろうと追いかけ回していたがあれはあたしの記憶から抹消したことになってる)

最近は鳰の奴からも連絡が来ないし、どうも家の中に平和ボケしたような空気が流れてる。
それ自体は構わないんだが、メンツがメンツなせいか、あたしはなんだか落ち着かなかった。



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