過去ログ - 兄魔王「ほらほら、殺してみなよ」弟魔王「勇者なら殺してみろよ腰抜けw」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 23:22:28.38 ID:lJ6mAGecO

耳鳴りが止まない。


勇者(殺してやる……絶対にこの一撃で殺してやるッ……!!)


周りの声が遠退くのすら気づかない。
ましてや、自身が握る剣の柄から滴り落ちる血の匂いすら気づかない。

全身を巡る血液に混ざり合う膨大な魔力がいま、勇者の持つ剣に集中していく。

『生命エネルギー』とも表現できる魔力、それを常人の数千倍誇る勇者の力が……1つの刃として形作られる。

静かに、淡い光を宿して莫大な破壊力を秘めていく様は文字通りの脅威と言えた。


勇者「魔王ォオオオオオオオオ!!!」

勇者は強い、だがそれだけではない。


眼前で凄まじい苦痛に、息を、喉を切らして悲鳴を挙げていても諦めない瞳。

最愛の女性である賢者はこれ程の窮地であっても、その瞳は諦めていなかったのだ。




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