過去ログ - もしもあの時綾波レイの怪我が本編より少しだけ軽かったら
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295:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/08/10(日) 03:33:32.85 ID:tSFhMuIc0
ゲンドウ「だが、自分の願望は、あらゆる犠牲を払い、自分の力で実現させるものだ。 他人から与えられるものではない」

シンジ「……」

   ふっと表情を和らげるゲンドウ

ゲンドウ「そのうち、お前にもわかる。大人になればな」

シンジ「父さん……」

ゲンドウ「帰るぞ。母さんが心配している」

シンジ「うん……」

   立ち上がるシンジ

   歩き出すゲンドウ

   続くシンジ

シンジ(そうか……)

   数歩歩いて、先を行くゲンドウの背中を見るシンジ

シンジ(父さんは……やり遂げたんだ……自分自身の生きた証しさえ犠牲にして)

   振り返って夜空を見上げる

シンジ(綾波……)

   《シンジ回想》

   ――私は砕けて散ってすべてのものに降りそそぎ

     待っている

     あなたが還って来るのを――

――――――
――――
――

ゲンドウ「どうした」

   少し先で立ち止まり振り返っているゲンドウ

シンジ「ううん……」

   歩き始めるシンジ

シンジ(綾波は、わかってた。わかっていて、最後に僕を送り出してくれた)

   流れていく風景を見回すシンジ

シンジ(綾波はいないんじゃない。この世界が綾波なんだ)




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