過去ログ - 【艦これ】比叡「提督、今日のご飯何がいい?」
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9: ◆NmBbPPkWAo[saga]
2014/06/11(水) 11:49:38.05 ID:Jt0aPPJ6O
そこで現れたのが"艦むす"という存在である
しかし、彼女たちは深海棲艦が現れる前は"精神病患者"の扱いを受けていたのだ
ある年までは普通だったのに突然自分の名前がわからなくなり、経験したこともない記憶を元から持っていたと錯覚する。更には妖精のようなものが見えるという始末。
そして1番ひどかったのは、彼女たちの体が日に日に衰弱していったことだ。
今でこそ、その原因はボーキサイトなどの不足と言われているが
当時は原因がわからなかったため、"病気"としか言いようが無かったのだ。

では何故そんな彼女たちが艦むすと名付けられ、深海棲艦との戦闘に従事することとなったのか

その時代に将来を誓い合った男女がいた
しかし、女の方が例の"病気"にかかってしまい、2人の将来は絶望的となった
その時代の普通ならば男は女を見捨てていたのだろう
だがその男はそうはしなかった
彼女の病気が治癒することを信じていたのだ
だから彼は何でもやった
彼女が見えると言った妖精と対話しようとする
彼女が語る謎の記憶がどんなものかを研究する
彼女が名乗ってしまう名前は何なのかを考える
そして彼はある結論に至る

彼女はかつての大日本帝国軍の艦船の意識を持っているのではないか

というものだ。
実に馬鹿げている。
だが、それが彼の出せた精一杯の答えだった。
そしてちょうどその結論に至った頃、彼は妖精を見ることが話すことが出来るようになった。
彼はその妖精ならば彼女の異変を知っているのかもしれない、と必死になって妖精たちから話を聞いた
彼の仮説が確信へと変わった
しかも女が生きていく手段をも知り得たのだ。
それはかつての艦船を動かしていた資材であった。
幸いにも男は軍人だったのでそのようなツテはあったため、資材はすぐに集まった。
そしてその資材を女と妖精さんに預けると、妖精さんは何かを作り始めた
そして女が資材を手にとったとき女に変化が起きた

これが"艦むす"の誕生である

その後男は日本中の艦むすの少女たちを救い始めた
さて、ここで問題が起こる
精神病の一種を解決したと思ったらそれは兵器を生み出す物だったのだ
しかも深海棲艦と同じ人型の兵器を生み出しているとしたら、男が反逆の疑いを持たれるのも必然であった。
もちろん男は捕らえられることとなった。
しかし、軍部が最終的に下した結論は

「彼女たちはあの兵器に似ているのだから倒せるのではないか」

というものだった。
もちろん反対意見も多かったが藁にもすがる思いの軍部はこれを断行した。
男は提督として少佐の地位を与えられ、彼女たち"艦むす"を統治することなったのだ。
結論から言うと、軍部の判断は間違っていなかったのだ。
彼女たちの攻撃は深海棲艦に通り、世界は脅威に立ち向かう手段を得たのだ

そして艦むす達は世代交代を行うことが判明し、それを養成するために作られたのが、俺たち兄妹が通う"艦これ学園"である

何故男の俺が通っているかだって?
俺は艦これ学園の提督学部に所属しているからだ
艦むすの世代交代というのは、基本的にその子供に引き継がれるものだ。彼女たちが生む子供は99.9%が女である。そしてその子供たちは50%の確率で艦むすの素質を持っている。
その素質が判明するのは6歳ごろと言われ、素質があった場合この学園へと入学することとなるのだ

そして余った0.1%は何か
この0.1%の男児は提督としての天才的な才能を確実に持っているのだ。

そう、この俺である
俺の家系はどうやら最初の提督の家系らしく、多くの艦むすと提督を排出してきたらしい
なので親からの期待も学園からの期待も相当なものである
学園には俺ともう2人の提督の3人しか男がいない。
外部からはハーレムだなんだと言われるが、それは持たざるものの囀りに過ぎない。


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