15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/12(木) 23:50:00.19 ID:sTdQO3Nzo
失礼、します
保健室に入ることなど滅多にない僕は、何故だかこの部屋に妙な緊張感を感じてしまう
別に健康な奴は入室禁止、などとルールがあるわけでもないのにも関わらずだ
誰も、いない……?
シーンと静まりかえった保健室は、人の気配を感じさせず
いつもニコニコと愛想を振りまいている保健室の先生すら見当たらない
……ん
ベッドにいる人を隠すベールの向こうに、人影が見えた
性別まではハッキリとしないが、こんな時間に保健室にいるのは大抵元からこの場所にいる者だけだろう
……
なぜか忍び足になり、変に緊張しながら僕はベールの向こう側へと歩を進める
見えた影から考えて、どうせこちらの動きは筒抜けだと言うのに
滑稽にも僕は隠れている『つもり』になりたかったのだろう
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