過去ログ - 馬場このみ「特別な日の特別なメール」
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◆O//Gvdq7EE
2014/06/12(木) 02:11:08.61 ID:9ZneBpMoo
二人きりの事務所。二人でお茶を飲む。
「ねえ、春香ちゃん」
「何ですか?」
以下略
40
:
◆O//Gvdq7EE
2014/06/12(木) 02:14:44.98 ID:9ZneBpMoo
「それで、皆の前で歌いたくて」
「そんなときに、テレビで見たのがアイドルのみんななんです」
「ステージの上で元気に歌ってるアイドルを見て、憧れて」
以下略
41
:
◆O//Gvdq7EE
2014/06/12(木) 02:18:27.82 ID:9ZneBpMoo
アイドルになりたいという気はある。でも、まだ細々したことが残っている、と、そう話した。
「わかりました。それでは、それが終わったら、連絡をください」
名刺に載っていたメールアドレスに。
以下略
42
:
◆O//Gvdq7EE
2014/06/12(木) 02:22:47.09 ID:9ZneBpMoo
家に帰る。
プルルルルル……プルルルルル……ガチャ
『どうしたの、このみ、いきなり電話してきて』
以下略
43
:
◆O//Gvdq7EE
2014/06/12(木) 02:24:54.47 ID:9ZneBpMoo
もう一人にも電話。
『お姉ちゃん、アイドルやるんだって?』
「そのつもり」
以下略
44
:
◆O//Gvdq7EE
2014/06/12(木) 02:27:52.63 ID:9ZneBpMoo
叶わない、と思っていた夢。
過去のアイドルに憧れた自分。
そういった全部を繋ぎ合わせて、新しい自分になる。
以下略
45
:
◆O//Gvdq7EE
2014/06/12(木) 03:47:08.58 ID:9ZneBpMoo
会社の仕事を整理して、会社を辞めて。
気づけば6月に入っていた。
……それなら折角の人生の節目。
以下略
46
:
◆O//Gvdq7EE
2014/06/12(木) 03:50:25.33 ID:9ZneBpMoo
6月11日が終わる。秒針が揺れ、全ての針が12を示した。
ゆるぎない思いと覚悟。その全てのこもった親指で送信ボタンを押す。
47
:
◆O//Gvdq7EE
2014/06/12(木) 03:53:51.43 ID:9ZneBpMoo
To プロデューサーさん
From 馬場このみ
Title START
全ての準備は終わりました。
以下略
48
:
◆O//Gvdq7EE
2014/06/12(木) 03:55:47.03 ID:9ZneBpMoo
メールを送った瞬間、どっと疲れが襲ってきた。これで私は新しい人生を選んだことになる。もう後戻りは出来ない。
深夜に送るのはまずかったかしら、と少し反省しながら待つこと数分。
プロデューサーから返事が来た。
49
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◆O//Gvdq7EE
2014/06/12(木) 03:58:00.76 ID:9ZneBpMoo
To 馬場このみ
From プロデューサーさん
Title Re:START
わかりました。これから、二人で最高の世界を歩んでいきましょう。
以下略
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