32: ◆V8OfN8HM.Y[saga]
2014/06/12(木) 21:10:38.84 ID:Gy/NeX6u0
穂乃香「……っ!」
3人の目に飛び込んできたのは、呼び込みをしてくれたクラスメート2人の姿だった。
そのほかの座席は、すべて―――空席だった。
クラスメート「……ごめん」
クラスメート「呼び込みはしたんだけど、みんな来なくて…」
3人は立ち尽くしたまま何も言えなかった。
小鳥と海美は、俯き、涙をこらえている様子だった。
小鳥「やっぱり…私たちじゃ…だめ…なのかな…」グスッ
一瞬、穂乃香の顔も強張ったが、すぐに表情を変え、口を開いた。
穂乃香「……やろう」
2人「「え…?」」
穂乃香「やろうよ!だって、この日のためにやってきたんだし」
客席の二人に向き合う。
穂乃香「それに、観客が二人も来てくれたんだもん」
クラスメート「「…!!」」
穂乃香「もちろん、舞台装置の2人もね!」
それを聞いて、海美も小鳥も顔がぱっと明るくなった。
小鳥「うん!やろうよ!」
海美「やりましょう!穂乃香!」
全員が所定の位置についた。
43Res/38.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。