過去ログ - 【アイマス】千早「わたしのこころの歌」
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26: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:32:29.41 ID:xNvJ+kma0
「そうでしょうか?特に意識してはいないのですが」

「これが悪い事じゃあないからどう歌うかは任せるけど、少なくとも俺はそう感じた。まぁ、踏ん切り付かない状況じゃあ少し不安が強くなっても不思議じゃないしな」

「それはそうですが。別にこれは恋が実らない事を示唆している訳ではありませんし、もう少し前向きな気持ちを入れられるよう歌ってみます」
以下略



27: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:33:21.23 ID:xNvJ+kma0
ここから先を言っても良いだろうか。プロデューサーとして彼女にアドバイスするのは当然の事だ。しかし、これから言う事はひょっとすると・・・。

「あの、プロデューサー、続きを・・・」

「悲しいかも知れないけど、このままがイヤなら自分から変わらないといけないだろうな。そういう気持ちを込めてはどうだろう」
以下略



28: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:38:08.23 ID:xNvJ+kma0
〜〜

それから数日が過ぎた。俺から意識的に少しずつ数を減らしていって、おかえりとただいまの関係は無くなりつつあった。

「CDが楽しみだな」
以下略



29: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:38:54.28 ID:xNvJ+kma0
何だか前に似たようなやりとりをした気がする。千早が意識しているのだろうか。

「でも・・・あの時に作れて良かったと思ってます。おかえりなさい、と、ただいま、の2つがどれだけ大事かを知れたから」

「あの歌は前向きな曲になれたって?」
以下略



30: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:39:44.52 ID:xNvJ+kma0
「ふふっ、知りたいですか?」

「まぁ、そりゃあな」

「終わりましたよ・・・ゆっくり自分を見つめてみて、分かったんです。きっと」
以下略



31: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:40:48.24 ID:xNvJ+kma0
・・・って、どっちの話なんだ。普通に考えたら歌詞の女の子の話なんだろうけど、聞くに聞けない。いや、そもそも「終わった」って?

「それ以上の話は無しか?」

「そう言われましても、終わりは終わりですし」
以下略



32: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:42:12.82 ID:xNvJ+kma0
聞けない俺が悪いのだ、納得させることにした。

「はい、終わりです・・・でも」

「でもは反則にしたいな」
以下略



33: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:44:45.33 ID:xNvJ+kma0
「えぇ、本当に」

・・・。

「・・・さてと、お前もあんま遅くなるなよ。俺は珍しくこの時期に定時で上がれるから帰るけど、何かあったら音無さんか律子に頼むように」
以下略



34: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:48:15.80 ID:xNvJ+kma0
〜〜

「あれ?千早ちゃん、1人なのね」

「あ、音無さん、お疲れ様です」
以下略



35: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:49:59.35 ID:xNvJ+kma0
「あらそう。まぁ、私も10代の頃は悩みがいっぱいあったわ〜。1人の方が良いときもあるだろうし、良いと思うわ」

「はい、ありがとうございました」

結局自分から変わる事は出来なかった。でも、それは今がとても愛おしいからで、例えばうまくいくとかいかないとかで考えたとき、どちらの場合に転んでもきっと今とは違うこれからになってただろう。私はそれがイヤに思えた。
以下略



36: ◆ZzDAkqHktA[sage]
2014/06/18(水) 21:56:02.78 ID:xNvJ+kma0
短いけどこれで終了です、見て下さった方ありがとうございました。

無事終わらせる事が出来て>>1は満足です。

以下のSSは上のSSとは何の関係も無いと思います。


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