21:1[saga]
2014/06/15(日) 18:23:19.27 ID:JJ+uJ6bP0
新堂「あの日はそれが理由で、夕食にもご参加されずに……」
伊織「え……!? って事は、チョコレートの食べすぎで夕食に来れなかったの……!?」
新堂「そのように記憶しております。 伊織お嬢様の事を思っての旦那様の行動です」
あの時に夕食に参加していなかったのは、私のあげたチョコレートが原因らしい。
それが本当なら、今お父様が着けているネクタイも、紛れも無く私のあげた物なんだ。
新堂「…………どうされますか、伊織お嬢様」
伊織「……どうするって……」
新堂「私は、旦那様の車を運転させてもらっている身です。 つまり、私が行かない限り旦那様は出発出来ません」
新堂はとても意地悪で、まるで少年のような瞳で笑った。
釣られるように私も、笑みを取り戻した。
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