過去ログ - 藤原肇「夜空に輝く、六等星」 -SS速報VIP

過去ログ - 藤原肇「夜空に輝く、六等星」

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4: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2014/06/15(日) 20:10:29.88 ID:XRzRiQgw0

「そろそろ頃合いですね。――さんはいかがでしょうか」

土を受け取って軽く捏ねてみます。

5: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2014/06/15(日) 20:11:44.85 ID:XRzRiQgw0

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5月も半ば過ぎ、少しずつ気温が上がってゆくのを感じる頃。

6: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2014/06/15(日) 20:13:21.22 ID:XRzRiQgw0

「岡山での仕事が来ている……陶芸や自然体験のリポートだ」

7: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2014/06/15(日) 20:15:32.87 ID:XRzRiQgw0

「日程は6月の第二金曜日から日曜まで……13日から15日までだな。場所は岡山の……」

そこは、昔両親に連れて行ってもらったこともあるアウトドアレジャー施設でした。

8: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2014/06/15(日) 20:17:13.29 ID:XRzRiQgw0

そうして、当日。

午前中まで授業を受けてから、新幹線に乗って岡山へ。

9: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2014/06/15(日) 20:18:43.64 ID:XRzRiQgw0

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少しずつ丸くなるように捏ねながら、次の工程へ。

10: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2014/06/15(日) 20:20:09.69 ID:XRzRiQgw0

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おじさんのアドバイスもあって、彼もようやく次の工程へ。

11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/06/15(日) 20:22:08.28 ID:hceTFfnV0
ギスギスものかと思ったら違った

12: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2014/06/15(日) 20:23:24.33 ID:XRzRiQgw0

手慣れたもので大丈夫ですよ、とスタッフさんがゴーサインを出したので、二人で湯呑みを作ることにしました。

「まずはろくろを回しながら……頂点を指で少し平らにします」

13: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2014/06/15(日) 20:26:04.23 ID:XRzRiQgw0

彼もスタッフさんもじっと私を見ていたらしく、皆さん手が止まっていました。

「……ああ、この通りだ」

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