32:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:39:21.30 ID:sD8bKFfh0
草加雅人、彼は一言で言うなら用心棒だった。
日本の倫理と道徳が完膚なきまでに破綻した後、武道の心得と他人とは一線を画す
蛇の如き狡猾さ、そして心の底から愛した女への一握りの愛を胸に秘め、彼はスマート
33:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:40:35.97 ID:sD8bKFfh0
雅人は水原よりかはましな程度の嫌な奴だったが、少なくともこの日本がいかに
異常かという事を正しく認識している数少ない本当の常識人だった。
腐った世界に愛する女を殺された雅人は、その時から自分の人生を復讐に
34:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:42:07.94 ID:sD8bKFfh0
水原達の強襲ポイントに着いた雅人は、水原率いる兵士達が僅か三人になっていることに
憐れみを覚えた。
少なくとも俺だったら我慢する。当然の事すら出来ない解放軍のリーダーである
35:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:43:39.52 ID:sD8bKFfh0
]「Ready」
ミッションメモリーをSB-913 C カイザショットへと挿入した雅人はそのまま兵士の一人に
取りついたモスオルフェノクに精確な正拳突きを叩き込んだ。
36:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:57:33.46 ID:sD8bKFfh0
カイザと交戦する竜華の護衛隊達。
そして水原率いる敗残兵達は市街地へと逃亡を図る。
雅人「足手まといどもめ!」
37:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:58:54.98 ID:sD8bKFfh0
ブレイガンに取り付けられたカイザチャージャーの貯蔵フォトンブラッドを全開放し、
周囲にいる政府の人工オルフェノク達に一斉にロックオンする。
雅人「切り裂いてやるよ...真っ二つになぁッ!」
38:救世の悲愴
2014/06/16(月) 00:59:52.11 ID:sD8bKFfh0
竜華「くっ、やはり分が悪いな」
変身が解け、地に膝をついた竜華を横目に雅人は水原達が逃げた市街地へと走り出した。
チャージャーに溜まった残りのフォトンブラッドは勿論、周囲にいるオルフェノク達を
39:救世の悲愴
2014/06/16(月) 01:00:43.50 ID:sD8bKFfh0
逃げ惑う何の力も持たないオルフェノク達の中には当然ながら子供のオルフェノクもいる。
池田「キャプテン、逃げましょう!」
美穂子「待って華菜!あそこに子供達が!」
40:救世の悲愴
2014/06/16(月) 01:01:23.57 ID:sD8bKFfh0
子供「ママー、パパ―!助けてー!」
子供がインコのオルフェノクへと姿を変え、羽を広げて自分の父と母を探し回る。
池田「キャプテン、逃げましょうよ!殺されますよ」
41:救世の悲愴
2014/06/16(月) 01:02:32.97 ID:sD8bKFfh0
インコ「わああああーー!!熱い、からだがあついよー」
光の弾丸が、それがカイザの主武装であるブレイガンと
フォンブラスターのものであることは二人にとって知るよしの
42:救世の悲愴
2014/06/16(月) 01:03:17.96 ID:sD8bKFfh0
池田「貴様ーーーッ!ニャアアアアア!!!」
我を失った池田は人の姿を捨て去り、オルフェノクへその姿を変え、カイザへと襲い掛かる。
草加「フン、馬鹿な奴だ」
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