過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」小蒔「その3ですね!」【永水】
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◆phFWXDIq6U
[sage saga]
2014/09/12(金) 22:42:20.54 ID:AzgQZOoUo
「……三年!家鷹 依子さんです!」
ワァァァァァァァァァァ!!!!!
―― 瞬間、体育館を震わすほどの声が響いた。
さっきまでとは比べ物にならないその声には歓喜の色が強く混じっている。
それは新しくお姉様と呼べる相手が生まれた事を喜んでいる…というだけではないのだろう。
新しく自分たちの象徴となる人が依子さんだからこそ、これまでの人生をその夢に向かって進み続けてきた彼女だからこそ。
これほどまでの歓声を、そして祝福を受ける事が出来ているんだ。
依子「あ…」
京子「…良かったですね、依子さん」
依子「き、京子さん…私…わた…くし…」ポロッ
京子「泣いている場合ではありませんよ?」スッ
京子「皆さん、今代のエルダー誕生を喜んでくれているのですから」フキフキ
依子「は…い」
そして、その祝福は依子さんにとって何よりの救いになる。
このエルダーシスターを巡る選挙の中で、彼女は大いに悩み、そして苦しんだのだから。
誰よりもエルダーに対して真摯であっただけに一時はその夢を諦めようとしていた依子さんにとって、この歓声の波は自分を許す事が出来る何よりの免罪符だ。
京子「ふふ、良い返事です」
京子「本当は色々とお祝いの言葉をかけてあげたいのですけれど…コレ以上、依子さんの事を独り占めしていたら怒られてしまいます」
京子「もう皆さん待ちかねているようですから早く顔を出して…一言掛けてあげてください」
俺が依子さんの涙をハンカチで拭いている間に体育館を揺るがすほどの歓声は勢いを弱めつつあった。
それは勿論、普段とは比べ物にならないほど浮かれ、歓声まであげている生徒たちの興奮が収まっているから…などではない。
皆、待っているんだ。
エルダーシスターとなった依子さんが舞台袖から現れる事を。
そして、その名誉ある称号を受け取り、彼女を選んだ自分たちに対して言葉を掛ける事を。
こうして体育館へと集った生徒たちは皆、期待混じりにそれを待ち望んで ――
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