過去ログ - 勇者「勝ちフラグを立てなければ死ぬぞッ!!」
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1: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/16(月) 23:37:50.65 ID:LMCAlyOLO
勇者(18歳、男、独身)。
魔導師(19歳、女、独身)。
賢者(21歳、女、既婚)。
戦士(28歳、女、独身)。
 王国から魔王討伐の勅命を授かった勇者とその一行は、その翌日、とある村の宿屋に宿泊していた。
魔導師「絶対ヤバいよ。僕のフラグ感知スキルがヤバい位反応してるもん」
 橙色のケープを羽織った魔導師は机に突っ伏して、足をバタバタ振り回しながら嘆いた。実際の年齢よりもかなり幼く見えるのはその丸々とした大きな青い瞳と、丸頭と称するのが一番適して思える青髪のせいだろう。

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2: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/16(月) 23:41:09.93 ID:LMCAlyOLO
初建てです。
小説投稿の練習がしたくて、半分台本形式で進みたいです。
書き貯めは少な目ですが、書き溜め終わり次第徐々に分岐フラグ(安価)とかもしたいです。
こんな感じで進めてもいいですか?


3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/06/16(月) 23:54:02.64 ID:Klx7z3Bm0
どうぞ


4: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 00:21:58.41 ID:Ki8tbXryO
勇者「落ち着け……そう、落ち着くんだ。僕達は確かに間違いを犯した……。危険を分かりながら村で泊まるか、それとも野宿するか……ッ」

 西洋風の軽鎧に身を包んだ青年、勇者は、頭を抱えて怯える魔導師の横で、同様の姿勢を取ってブツブツと呟く。

勇者「普通に考えるなら村に入る……だけど、だけどだ……最初の村……最初に勇者一行が訪れる村……僕は甘かったと言わざるをえない……ッ」
以下略



5: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 00:26:20.89 ID:Ki8tbXryO
賢者「勇者様はどうなされたのでしょうか」

戦士「知るか。異世界から召還された勇者だかなんだか知らんが……餓鬼と魔王討伐なんて端から断れば良かったぜ」

 純白のローブとそれに映える赤髪赤目をした賢者と、勇者に比べて重々しい甲冑姿のボーイッシュな紫の短髪をヘルムから覗かせる戦士は様々な対照的な態度で二人を見やる。


6: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 00:29:44.13 ID:Ki8tbXryO
勇者「馬鹿野郎……賢者と戦士はフラグの怖さを理解していない……フラグは神が敷いた運命のレールよりも強固で確実なんだ」

魔導師「勇者ぁ……。足音が聞こえるよぉ……それも一人や二人じゃ……」

戦士「何言ってんだか。フラグフラグ、私達は魔王を倒す旅をしてるんだぞ。魔王より恐ろしい相手なんてこの世界に居るか」
以下略



7: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 00:32:03.18 ID:Ki8tbXryO

 正にそのタイミング。正に示し合わせたかのように、扉はノックもせずに荒々しく開かれた。

 現れたのは、麻で織られた服を着た集団。皆一様に切羽詰まった、後が無いような、鬼気迫る表情をしている。

以下略



8: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 00:34:21.23 ID:Ki8tbXryO
とりあえず今日はこのくらいで。
少なくてすみません……。

社畜なので眠ります、更新スピードは遅いと思われます(標準を知らないのであらですが)

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/17(火) 00:44:51.11 ID:mmYtOK1yo
面白くない
単純に見にくい


10: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 05:34:11.13 ID:c32jwYy0O
改行を適所に入れてみます
面白さは……ないかもしれません

とりあえず投下してみます


11: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 05:34:45.84 ID:c32jwYy0O
 朝。とても早い朝。

 どこの世界も太陽は東から登り、西に沈むのだろうか。

 そんな事をぼんやりと考えながら、連なる山々から登る朝日に向かい、勇者はラジオ体操をしていた。
以下略



12: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 05:40:17.10 ID:c32jwYy0O
魔導師「それ、最初から教えて」

勇者「それって、ラジオ体操のことか? 別に良いぞ。まずはこう、腕を大きく開いて」

魔導師「こう?」
以下略



13: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 05:41:41.76 ID:c32jwYy0O
勇者「僕が居た世界ではフラグっていうのは最早概念といっても過言では無い程、周知のものなんだよ」スッ、グッグッ

魔導師「皆フラグを知ってる……? でもそれだと、世界がおかしくなる」スクッスクッ

魔導師「フラグは予言……全員が全員、正しい予言を受け取っていたら、世界からは死さえ消えかねない」スクッスクッ
以下略



14: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 05:43:44.84 ID:c32jwYy0O
勇者「簡単に言うと勘だな。長年、アニメとかを見て培った直感だ」ピョンピョン

魔導師「アニメ?」ピョンピョン

勇者「雰囲気と心境と状況で導き出す、予言というか予想だね」ピョンピョン
以下略



15: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 05:45:50.15 ID:c32jwYy0O
魔導師「ふむ……ふむ。なるほど。まぁ、僕は理解者を得れて良かった」ピョンピョン

勇者「逆に質問なんだけど、魔導師は何でフラグが分かるんだ? この世界で唯一」ピョンピョン

魔導師「簡単なこと」ピョンピョン
以下略



16: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 05:47:17.46 ID:c32jwYy0O
魔導師「ただ、私生活で生じるフラグは微妙な出来事ばかりだった」スーハー

勇者「あー、朝夕のご飯のメニューを当てれても仕方ないだろうな」スーハー

魔導師「そう、勇者に拾われないと私は国民の血税を私利私欲に用いた重罪人として投獄される予定だった」スーハー
以下略



17: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 05:53:57.77 ID:c32jwYy0O
勇者「ん? 何か言った?」

魔導師「……フラグ」

勇者「な、なに!? どんなフラグだ!! 誰か死ぬのか!? いや馬鹿な、僕達は不用意なフラグを立てないように詰まらない身の上話をした程度だし……」
以下略



18: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 22:43:09.51 ID:ahrGWVw6O
戦士「猫耳盗賊団か。この周辺では割と有名な盗賊集団だな」

戦士「私が王国軍に入団した頃から既に在った。王国も何度か討伐部隊を編成し、駆逐に乗り出しているんだが……」

 戦士はペッ、と地面に唾を吐き捨て、実に忌々しそうに言った。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/17(火) 22:48:00.05 ID:wXx48XO2O

 戦士は小馬鹿にしたように笑う。

 その場には魔導師と賢者も居る。二人はそれぞれ服の皺などを延ばしてみたりと、どことなくその場に居辛そうだ。

以下略



20: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 22:49:45.36 ID:wXx48XO2O
戦士「またフラグか、いい加減にしたらどうだ。確かに魔導師には不思議な予言能力がある」

戦士「だがそれも万能ではないだろう。現に、我ら勇者パーティと魔王軍の勝敗は分からんと言っているじゃないか」

賢者「戦士さん、勇者さん、喧嘩は止しましょうよぉ。良いことはないですよぉ!」
以下略



21: ◆Dat43Xqcbk
2014/06/17(火) 22:51:55.96 ID:wXx48XO2O

勇者「一つ、勇者が盗賊団の話を持ち掛けられる」

勇者「二つ、討伐部隊では見付からない」

以下略



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