過去ログ - 勇者「勝ちフラグを立てなければ死ぬぞッ!!」
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◆Dat43Xqcbk
[saga]
2014/06/22(日) 10:46:36.98 ID:dxrEv/6OO
余りにも眩い光魔法。
後続している賢者は結構離れているはずなのに、洞窟を数メートル先まで照らしている。
賢者の目は大丈夫なのかと勇者が質問したところ、自分が放った魔法は自分に対してかなり軽減されたダメージになるとのことだった。
勇者「後ろが眩しいからか、光が届く限界を越えると全くもって闇だな」
賢者「薄気味悪いですねぇ。お化けとかが出そうですねぇ」ウフフ
魔導師「お化けなんて、いない。居るとしたら、魔物」
戦士「……」
勇者「どうかしたか戦士? さっきから殆ど喋らないじゃないか」
戦士「……いいや」
勇者「そうか? もしかしてお化けが怖いとかかぁ?」ニヤニヤ
戦士「お化けなぞ、所詮は元人間だろう。倒せない道理は無い……それよりもだ」
勇者「ん?」
戦士「魔物は居ないのだろうか」
勇者「ん? この辺りには生息していないんじゃないのか?」
戦士「いつの世もそうだが、常識というのは伝聞でしかない」
戦士「確かにこの辺りには魔物が生息していない、と言われている」
勇者達は左右の分かれ道にぶつかるも、迷わず左に進んだ。
決め事として、情報の無い分かれ道は、まず左に進むということにしているのだ。
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