2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:44:28.48 ID:4R+NdB7Xo
「なんか、聞いたことあるなぁ」
「ほら、あずささんの主演映画の原作だよ。小説なんだ」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:45:08.14 ID:4R+NdB7Xo
彼女が何気なく近づけてくる顔の、髪の毛の香りにドキドキした。
「読む?」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:46:00.74 ID:4R+NdB7Xo
――他の娘とはズレている、小さいようですごく大きい感覚の差が、ボクには窮屈に思えた。
女の子は男の子を好きで、男の子は女の子を好きになる。
それが”普通”に思えなくて、でも変わってると思われるのが嫌で、隠してきた。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/06/16(月) 23:46:10.89 ID:HAGP2GHl0
え?もしかして真ちゃんが王子になる感じですか?
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:46:29.45 ID:4R+NdB7Xo
「読み終わったら、貸してくれる?」
「うん、いいよ」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:46:59.11 ID:4R+NdB7Xo
「……真、ちゃん」
「ん?」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:47:28.48 ID:4R+NdB7Xo
ボクがきょとん、としている間に、雪歩が顔を真っ赤にして言った。
「プロデューサーに、告白……しようと、思って…………」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:48:03.71 ID:4R+NdB7Xo
やっとの想いで声を出しても、名前を呼ぶぐらいしか出来ない。
かすれている。たぶん、なんて言ったのかさえ伝わっていないはず。
「……真ちゃん?」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:48:32.85 ID:4R+NdB7Xo
「いいんじゃないかな。プロデューサーもきっと喜ぶよ」
「そ、そうかな……なら、嬉しいけど」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:49:01.30 ID:4R+NdB7Xo
「いっつも、迷惑をかけてばかりで」
プロデューサーのことをしゃべる雪歩は、とても嬉しそうに見えた。
実際、嬉しいんだろう。
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