5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/06/16(月) 23:46:10.89 ID:HAGP2GHl0
え?もしかして真ちゃんが王子になる感じですか?
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:46:29.45 ID:4R+NdB7Xo
「読み終わったら、貸してくれる?」
「うん、いいよ」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:46:59.11 ID:4R+NdB7Xo
「……真、ちゃん」
「ん?」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:47:28.48 ID:4R+NdB7Xo
ボクがきょとん、としている間に、雪歩が顔を真っ赤にして言った。
「プロデューサーに、告白……しようと、思って…………」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:48:03.71 ID:4R+NdB7Xo
やっとの想いで声を出しても、名前を呼ぶぐらいしか出来ない。
かすれている。たぶん、なんて言ったのかさえ伝わっていないはず。
「……真ちゃん?」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:48:32.85 ID:4R+NdB7Xo
「いいんじゃないかな。プロデューサーもきっと喜ぶよ」
「そ、そうかな……なら、嬉しいけど」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:49:01.30 ID:4R+NdB7Xo
「いっつも、迷惑をかけてばかりで」
プロデューサーのことをしゃべる雪歩は、とても嬉しそうに見えた。
実際、嬉しいんだろう。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:49:32.71 ID:4R+NdB7Xo
「……この本」
「え?」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:50:33.06 ID:4R+NdB7Xo
「『奥手なわたしは、この気持ちを伝えることが出来なくて』」
雪歩が暗唱する主人公の言葉は、映画のとおりにあずささんの声に変換された。
目をつぶって、胸に手を当てて話す雪歩。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:51:00.54 ID:4R+NdB7Xo
あの映画、ボクは春香と一緒に見たけれど。
やっぱり雪歩も見ていたんだね。
「……だから、私は真ちゃんにまず、伝えてみたの」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/16(月) 23:51:34.31 ID:4R+NdB7Xo
すごくチクチクする。そんなことは、言えなかった。
力を込めて、やっと出てきた言葉でも、消えそうなボリュームだったけれど。
「頑張ってね」
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