過去ログ - 【Fate】緑茶「あんたがオレのマスターか?」【安価・コンマ】
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656: ◆ve5nNlnneY[saga]
2014/07/07(月) 20:29:18.16 ID:o+JyaeAF0


オレとクソガキが『顔の無い王』を使用して姿を隠した状態で、ユリウスの旦那が正面の門を開け放つ。
荘厳なエントランスホールの中心には、二回へと続く階段があった。
見えたのは二人。
階段に腰かける法衣の女と、それを守るように立つ表情の無い男。
ライダーの姿は、無い。

緑茶(霊体化? いや、この状況でそれはねえ。だったら…―――)

ジャラジャラと、鎖を垂らしたような音。
聞こえたのは―――

緑茶「上から来る! 避けろ!」

旦那は自力で、クソガキはオレの蹴りで安全圏へと逃れる。
狙いは唯一見えて居た旦那だったためか、留まったオレにも外傷はない。

緑茶「悪いなクソガキ、蹴った意味なかったわ!」

言いながら、オレはもう一度蹴りを放つ。
クソガキに向かってでは無く、ライダーに向かってだ。
着地の瞬間を狙って、首を狩るような起動を描く回し蹴り。
ライダーの身体は思いのほか軽く、その衝撃だけで城の外へと叩き飛ばすことに成功する。

緑茶「サーヴァントは任せな。 オタクらはここでゆっくりどうぞ」

背を向けたまま投げかける台詞は、少しキザに映っただろうか。
そう思うなら、それでもいい。
オレはライダーから視線を離すことなく、自らも外へと向かう。

引き絞る矢は、毒蛇を殺すに至るか否か。




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