27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/21(土) 23:09:48.76 ID:5o+mPoxxO
にこ「久しぶり。まぁ、先週電話はしたわね」
UTX学園のとある部屋に居たのは私が横浜で見た矢澤にこではなく。
高校の頃を思い出させるにこちゃんだった。
変わってない。
「久しぶり。突然呼び出したんだから、理由は聞かせてもらうわよ」
はなよ「まきちゃん、そうしたいのは山々なんだけどにこちゃんはもうステージに行かないと」
にこ「はなよ、後は頼んだわ」
「本当に言いたいことは色々あるけど、今は我慢してあげる」
@
矢澤にこ「にっこにっこにー。皆さん初めまして、にこのこと知ってるにこ?」
生徒「知ってるよー‼︎ にっこにっこにー」
矢澤にこ「ありがとうー。じゃあライブ始めるにこ」
はなよ「すごいよね。にこちゃんは今、本物のアイドル。私はにこちゃんに追いつきたいし、追い越したいの」
「はなよは今、アイドルなの?」
はなよ「うん。駆け出しだけどね」
「それは夢がかなってるんじゃないの?」
はなよ「確かにアイドルはアイドルだけど、私の夢は私が憧れたアイドルになること」
「辛くないの?」
はなよ「辛いよ。それにしんどい。諦めそうになることもある。けど、私はアイドルが大好きだから頑張れる」
「・・・そう」
頑張る。私はそれが今、出来ない。
@
ライブが終わり、にこちゃんの講演が始まった。
矢澤にこ「皆さんはアイドルになりたいですか? その為にこの学園に入りましたか?」
生徒「はい、より良い環境を求めました」
矢澤にこ「素晴らしい選択だと思います。この学園以上に施設が揃っている学校はないでしょう」
矢澤にこ「しかし、それだけではアイドルにはなれません。何故だかわかりますか?」
生徒「コネとかですか?」
矢澤にこ「そういうものも必要かも知れないですが、それではありません」
矢澤にこ「あなたはアイドルが好きですか? それともチヤホヤされたいですか?」
生徒「アイドルが大好きです」
矢澤にこ「なら、きっとアイドルになれます。アイドルにとって一番大切なことはアイドルが好きなことです。私はアイドルが好きだから、今まで頑張れましたしこれからも頑張れます。この学園にはアイドルも目指さないで、他のことを夢に持つ人もいるでしょう。それは一番好きなことですか? 叶えたい夢ですか? それが一番なら、挫けずに努力を続けて下さい。私はあなたを応援します」
矢澤にこ「辛くなったら、仲間に相談することです。きっと力になってくれます。それが仲間です。たとえ、何年経っていようが、助けてくれます」
矢澤にこ「さて、真面目な話は終わりにこ。 何か聞きたい事がある人はいるにこ?」
「はなよ、私帰る」
はなよ「どうしたの?」
「ちょっと体調が」
はなよ「まきちゃん⁈」
私はその場から逃げ出した。
待ちわせの場所はボークス前は間違いです。正しくは、駅前です。すいません
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