132:1[sage]
2014/12/03(水) 22:59:12.93 ID:/SF9hwFA0
艦娘(こんなこともあった)
センセー「ふぅん、崖に落ちかけた子供をねぇ」
センセー「まあ、子供は背伸びしたがりなものさ。よく解るよ。そういう時は、むげに否定しないのが大人というものさ」
艦娘「少し恥ずかしいですね、今思えば」
センセー「そうだな。後で恥ずかしくなるのはわかるさ。でも、いい思い出になる筈だよ」
センセー「ところでその時君は何色を履いていたんだい?」
艦娘「ああ、それは…センセー!」
センセー「ごめんごめん」
艦娘(考えてみれば教師という割にはセクハラとスキンシップが多かったので、違うと気付くべきだったかも知れない)
艦娘(センセーは色々な話をしてくれた。その殆どが海に関する話題だと気付いたのは、センセーと出会ってからしばらく経ってから)
艦娘(そして、私はその理由をあるものを見た事で知ってしまうことになる)
センセー「ふぅ、手紙か…まあ、いい。後で読もう。お茶を淹れて来るよ」
艦娘「おかまいなく…人の手紙を盗み見なんて趣味悪いよね。テーブルに置いとこ」
艦娘「ん?」
艦娘(その時に見たのは、退役軍人局という文字と、海軍の文字)
艦娘(センセーの正体を想像するには難しくなかった。元海軍の軍人)
艦娘(それで女の子がたくさんいたという事は、艦娘に近い人だった、という事か)
艦娘「センセー」
艦娘「艦娘って、どういう存在なんですか?」
艦娘(今までテレビや新聞の中でしか知らない艦娘について、私はストレートに聞いた)
センセー「………」
センセー「ああ、彼女達は誇り高い戦士であり、君達と同じ女の子だ。優しくて、可憐な」
艦娘(輝いて見えた。その言葉、一つ一つが)
艦娘(平和だけどつまらない日常。それは約束された平和で、鳥籠の中の国)
艦娘(外にあるのは荒波だ。戦士たちの闘い。死と隣り合わせ)
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