84:1[sage]
2014/07/08(火) 20:15:42.56 ID:hscwiWxL0
艦娘「!?」
同級生A「なに!? 攻撃?」
同級生B「嘘でしょ!? この辺りは深海棲艦の勢力圏じゃないし、殆ど確認されてもいないのに…」
船員『甲板員は救命ボートの準備! 機関部は沈没を防げ、水を出すんだ!』
同級生C「揺れてる…どうしよう!?」
同級生B「見て、あれ!」
艦娘(その時、私は初めて深海棲艦を見た)
艦娘(たった一隻のフェリーに、数十を超える深海棲艦の姿)
艦娘(後で知った事だが、安全な海域であると多くの船が進んでいた航路に深海棲艦が侵入。そして護衛も無い船では成すすべ無く)
艦娘(数多くの民間船舶が沈められ、多くの人命が失われた)
同級生B「ダメだぁ! 私、船室に戻る!」
同級生C「に、逃げるから! ダメ、逃げるからぁー!」
艦娘(地獄絵図だった。無数に届く砲撃は船体のあちこちを破壊し、救命ボートも炎上させた)
艦娘(恐怖に駆られて飛び込んだ後輩たち。ピラニアのように群がる深海棲艦たちに殺された)
艦娘(船室に逃げ込んでも、既に無数の魚雷を受けて沈みつつある船ではどうすることも出来ず、閉じ込められて溺死した)
艦娘(砲撃で吹き飛ばされ、海面へと叩き付けられた私は浮かぶ漂流物に必死でしがみついた)
同級生A「た、助け、助け…」
艦娘「あ!」
艦娘(親友も目の前で食い殺され、私も同じ運命を辿る――――)
艦娘(―――筈だった)
戦艦タ級「……同じニオイがする」
艦娘(目の前にいる、ボスらしい深海棲艦が、私を持ち上げた)
戦艦タ級「そうね。同じニオイがするわ…アイツを」
雷巡チ級「どーします?」
戦艦タ級「そうね、他の皆は適当に船でも沈めてなさい」
戦艦タ級「この子、どうしようかしらねぇ?」
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